カント読本

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  • サイズ A5判/ページ数 396,/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784588150104
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C1010

出版社内容情報

理論哲学/倫理学/法論/美学/歴史哲学/政治哲学/宗教論等のカント哲学体系全般にわたりその主要なテーマを今日的観点から整理.検討する。(付)著作目録他。

目次

序論 カントの人間と思想
第1部 カントの理論哲学(カントのコペルニクス的転回;超越論的認識;超越論的時間論―その予備的考察;超越論的論理学―〈知の拡大〉の基準学;超越論的論理学の主語論理学的構図;カントにおける知の構造;超越論的弁証論)
第2部 カントの倫理学と法論(超越論的主体性から行為的主体性へ;現象界と叡智界との往復運動―カント倫理学の理解のために;理性の事実;道徳の最高原理としての定言命法;意志の自律―その生成と構造;法における理性の支配;カントの抵抗権否認論の問題―論理学的な視点から)
第3部 カントの美学・歴史哲学・政治哲学・宗教論(美学的判断力と目的論的判断力―自由実現をめぐって;美の両義性と道徳;カントの共通感覚論―美学と政治哲学との間;カントの歴史哲学;政治哲学としてのカントの平和論―政治への道徳の架橋;カント宗教哲学における「悪」の問題;理性宗教とキリスト教)
第4部 カントをめぐる諸問題(カントと〈形而上学の戦場〉;啓蒙的理性とカント―要請される神の背景;カントとヘーゲル―啓蒙主義批判の文脈において;カントと現代の言語哲学;カント解釈の諸相)
カントの著作と主要参考文献
カント年譜