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出版社内容情報
デリダの脱構築の基本思想が明らかにされる重要なテキスト。序説とも言える「タンパン(鼓膜)」、エクリチュールの問題から脱構築を説明した「差延」、ヘーゲルやハイデガーの時間概念を論じた「ウーシアとグランメー」、ヘーゲルの記号論に関する「竪坑とピラミッド」、ルソーの言語論についての「ジュネーヴの言語学サークル」などを収
め、厳密かつ生成的な「脱構築」の必要性を説く。
目次
タンパン
差延
ウーシアとグランメー―『存在と時間』の或る注記についての注記
竪坑とピラミッド―ヘーゲル記号学への序論
人間の目的=終わり
ジュネーヴの言語学サークル
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック] [Derrida,Jacques]
1930‐2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域―文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか―に多大な影響をもたらした
高橋允昭[タカハシノブアキ]
1931年生まれ。早稲田大学大学院哲学専攻修士課程修了。現代フランス思想専攻。早稲田大学文学部教授。2000年3月死去
藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。20世紀フランス哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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