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出版社内容情報
M.アンリ[アンリ ミシェル]
著・文・その他
青木 研二[アオキケンジ]
翻訳
内容説明
あらゆる絵画は抽象的である。“生の現象学”の立場からカンディンスキーの絵画作品とその抽象絵画論を入念に考察。人間の形而上学的認識能力に絵画の本質を探り、芸術創造の秘密に迫る。
目次
内部/外部―見えないものと見えるもの
「抽象絵画」という表現において「抽象」の意味するもの
フォルム
純粋な絵画的フォルム
抽象的なフォルム―要素の理論
絵画性の解明
点
線
基礎平面
要素の統一性
目に見えない色
フォルムと色
フォルムと色の統一性に関する困難さ
コンポジション
壮大な芸術
音楽と絵画
芸術の本質
絵画はすべて抽象的である
芸術と宇宙
著者等紹介
アンリ,ミシェル[アンリ,ミシェル] [Henry,Michel]
1922年、旧仏領インドシナのハイフォンに生まれる。7歳のときフランスに帰国し、アンリ四世校に通う。1945年、哲学教授資格を取得し、リセで教鞭を執るかたわら国家博士論文を書く。1978年に退官するまで、ポール・ヴァレリー大学(モンペリエ第三大学)哲学教授。小説家としても知られ、ルノド賞受賞作を含む3冊をガリマール書店から出版している。戦時中、強制労働局へ徴発されたが、ドイツ行きを拒んで地下に潜行。この「地下潜行」体験はアンリ哲学に決定的な影響を及ぼし、独自の「生の哲学」形成の契機となる
青木研二[アオキケンジ]
1948年茨城県生、東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。フランス文学、フ相 ス現代芸術専攻。茨城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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