叢書・ウニベルシタス<br> 知覚の本性―初期論文集

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叢書・ウニベルシタス
知覚の本性―初期論文集

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  • サイズ B6判/ページ数 152,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588140198
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

目次

知覚の本性に関する研究計画
知覚の本性
キリスト教とルサンチマン
『存在と所有』
J・P・サルトル著『想像力』
J・P・サルトル著『蠅』
実存の哲学

著者等紹介

メルロ=ポンティ,モーリス[メルロポンティ,モーリス] [Merleau‐Ponty,Maurice]
1908年生まれ。エコール・ノルマル卒業後、多くのリセーで教えるとともに、エコール・ノルマルでも教壇に立つ。戦後リヨン大学、ソルボンヌ教授を経て、1952年コレージュ・ド・フランス教授となる。1945年サルトルとともに雑誌『現代』を主宰し、実存主義の運動を理論的に指導したが、1952年サルトルと決裂し同誌を去る。1961年不慮の死

加賀野井秀一[カガノイシュウイチ]
1950年生まれ。中央大学理工学部教授。フランス文学・思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

21
1934年初出(141頁)。知覚の心理学:感覚や心像、永続的存在と考えられた記憶などの、見かけはまるで罪のなさそうな概念とともに忍び込んでくるさまざまな哲学的先入見を背負いこんでいる(9頁)。ゲシュタルト:感覚野の自発的組織化(13頁)。ルサンチマン:うわべは平静な状態や、時には長年の友情や愛情に染みとおっていたりする(24頁)。弱さが長所に。無力感が善良さに。卑しさが謙虚に。強制が従順に。臆病が忍耐になる(27頁)。2015/09/05

∃.狂茶党

9
書評の類は、元になる本を(もちろんそれにまつわるあれこれも)読んでないとわからない部分が多いものの、大変読みやすい。 友人サルトルに関する文章が多い、ずっと避けてきたけど、サルトルは、読まなくてもいいかな。 1988年11月に初版、翌月第2刷が出ているので、待たれていた書物だったのだろう。 編・訳・加賀野井秀一による解説は、熱気を帯びて高らかで、読んでいて気持ちがいい。 2022/05/26

よく読む

4
五本の論文が収録。知覚の本性は約20頁。悲しいぐらいにわからなかった。「私とは私の体である」。私の自意識はそれだけでは無であり、体というポジティブな器官があることで、初めて意味をなす。そのようなことを言っていた。ノージックやマトリックスの世界とは相反する。京極夏彦の推理小説「魍魎の匣」でも、「人は脳が本体で体はそれに従属するというのではない。脳が体に従属しているのだ。」そんな意見が出てくる。メルロ・ポンティ的だ。本書はフッサールやベルクソンなどの考えがわからないと読みづらいかもしれない。2017/03/18

Mercy

2
おもに30年代に発表された論文、書評、講演がおさめられている。標題の助成金申請の際に提出された報告書をはじめ、その前年にかかれた研究計画書、シェーラーの『道徳の構造におけるルサンチマン』にもとづいてキリスト教のルサンチマンを否定する論考。マルセルの『存在と所有』の書評。サルトルの『想像力』と『蝿』の好意的書評。59年の「実存の哲学」と題された講演録。好事家にしてみればベルクソンと現象学とサルトルをかたる資料的価値が高いのだろうが、いかんせん哲学的価値にとぼしい。爾後の著作にあたろう。2020/10/13

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