目次
ブンブンうなる蜂の巣―悪者が正直者になる話
序文
美徳の起源についての考察
注釈
慈善と慈善学校についての試論
社会の本質についての考究
索引
本書の弁明
著者等紹介
マルデヴィル，バーナード［マルデヴィル，バーナード］ ［Ｍａｎｄｅｖｉｌｌｅ，Ｂｅｒｎａｒｄ］
利己主義の思想家で、マキアヴェリ、トマス・ホッブズ、アダム・スミス、マルクスなどとつづく人たちのなかにその位置を占めている。１６７０年にオランダで生まれ、ロッテルダムのエラスムス学校に進み、１６８５年１０月にライデン大学に入学、１６８９年３月に哲学の学位論文を提出し、１６９１年３月に医学博士の学位取得のあと、神経系統の医者になる。まもなく英語を学ぶためロンドンに渡り、医者として開業しながらそこに永住するにいたる。１６９９年１月にイギリス女性と結婚、少なくとも二子はもうけている。１７３３年１月に死去
泉谷治［イズミヤオサム］
１９３４年、青森県北津軽郡五所川原市金木町大字川倉に生まれる。青森県立五所川原高校を卒業後、東京大学文学部英文学科を経て、１９６２年、同大学院修士課程を修了。法政大学文学部英文学科名誉教授。２０１３年１１月、瑞宝中綬章を受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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summerman
4
人類史上最高の書物と言っても過言ではないね。間接的に時代を変えた本という評判だがそりゃ変わるわなって感じ。人間ってどういう動物だよってとこから問い直して人間社会を再考するということをこの時代にやったってすげーよな。だってそれ今の流行でもあるじゃん。進化○○学みたいな。しかも進化論より前にやってんだよね。天才だよ天才。凡人に叩かれ後の偉人を感化したのも当然か。訳がクソなのと論拠が時代なりに貧弱なのと似たような主張がくどくど長いから読みやすくはないが読まなきゃ損だよね。現代人の価値観を作った母なる本だよ。2023/06/04
Hiroki Nishizumi
1
なんとなく分かるけど、馴染めない2018/07/13
渓流
1
神の見えざる手の原型2016/11/16
抹茶ケーキ
1
美徳ではなく悪徳こそが社会を支えていると主張。たとえば贅沢がなければ経済の発展はないみたいに。何をもって悪と善を区別しているのかはわからなかったけど、そこをフワッとさせておいていいのなら面白いと思うし、個人的にはすごく実感に合う。ラ・ロシュフココーとかモンテーニュみたいなモラリストの系譜に属する作家だと思うけど、そこにイギリス的な風刺を加えててまた独特な味を出してるような気がした。2016/02/19
Q
0
自由主義経済の萌芽のようなものを描いている。時代を考えると凄まじい慧眼2021/02/14
