出版社内容情報
「もしも知性が線を引こうとするなら、思考はその線を越えて進もうとするだろう。理性が形式を司り、世界の至るところに仕切りを作ろうとするなら、思考は内容に沈潜し、実質の深奥に潜行する」──。法・制度、精神・身体、言語から、食、性、死、そして、生命の進化まで、既知の限界から未知の創出へ、思考を自由に駆動させる大胆不敵でユニークな哲学書の誕生。
内容説明
人の臨界を超える世界の眺望を切り拓く。法・制度、精神・身体、言語から、食、性、死、そして、生命の進化まで、既知の限界から未知の創出へ、思考を自由に駆動させる大胆不敵でユニークな哲学書の誕生。
目次
序 サドッホ、それは祭壇の贄か、さもなければ中性子星に糞を垂れる夢である
1 内在仮面かく語りき(訪問者;懊悩の人 ほか)
2 言語の流体力学―指令語の射程について(空隙から誰ともしれぬ者の呟きが…;地表を這う波動 ほか)
3 ペニュルティエーム(「少年」;ペニュルティエーム ほか)
4 セックス(「力」への意志;食、性、死 ほか)