出版社内容情報
二つの哲学的小説『エロス』『ヴェプラー家の奥方』や青年期の詩作品など、レヴィナスの想像力を鮮やかに示す創作テクストを初収録。リトアニアに生まれた青年は、ロシア語で詩を書き、ドイツ語で哲学を学び、フランス語で小説を夢見た。遺された二つの哲学的小説の試み『エロス/悲しき豪奢』『ヴェプラー家の奥方』をはじめ、青年期?壮年期レヴィナスの感性と経験、想像力を鮮やかに示す詩作品や創作ノートを初収録。ジャン=リュック・ナンシーによる序が、テクストの意味と固有性を当時の文学状況のうちに位置づける。
はしがき
序 レヴィナスの文学的な〈筋立て〉【ジャン=リュック・ナンシー】
編集上の統一事項表
「連続版」に関する前書き
? 『エロス』あるいは『悲しき豪奢』
『エロス』あるいは『悲しき豪奢』(連続版)
『エロス』のテクストの校訂についての注記
『エロス』あるいは『悲しき豪奢』(生成版)
? 『ヴェプラー家の奥方』
『ヴェプラー家の奥方』(連続版)
テクストの校訂についての注記
『ヴェプラー家の奥方』(生成版)
? エロスについての哲学ノート
『エロスについての哲学ノート』の校訂に関する注記
『エロスについての哲学ノート』
第一の集合
第二の集合
第三の集合
第四の集合
第五の集合
? 青年期のロシア語著作・その他
ロシア語テクストの校訂に関する注記
1.手帳(一九二一─一九二三年)
2.散文テクスト
3.詩と断章
4.その他のテクスト
ロシア語テクストの補遺に関する注記
履歴書
詩人ハイーム・ナフマン・ビアリクの研究
訳者あとがき (渡名喜庸哲)
人名索引
E.レヴィナス[レヴィナス エマニュエル]
著・文・その他
ジャン=リュック・ナンシー[]
監修
ダニエル・コーエン=レヴィナス[]
監修
渡名喜 庸哲[トキナ ヨウテツ]
翻訳
三浦 直希[ミウラ ナオキ]
翻訳
藤岡 俊博[フジオカ トシヒロ]
翻訳
内容説明
リトアニアに生まれた青年は、ロシア語で詩を書き、ドイツ語で哲学を学び、フランス語で小説を夢見た。遺された二つの哲学的小説の試み『エロス/悲しき豪奢』『ヴェプラー家の奥方』をはじめ、青年期~壮年期レヴィナスの感性と経験、想像力を鮮やかに示す詩作品や創作ノートを初収録。J.‐L.ナンシーによる序が、テクストの意味と固有性を照らし出す。
目次
序 レヴィナスの文学的な“筋立て”(ジャン#リュック・ナンシー)
1 『エロス』あるいは『悲しき豪奢』(『エロス』あるいは『悲しき豪奢』(連続版)
『エロス』のテクストの校訂についての注記 ほか)
2 『ヴェプラー家の奥方』(『ヴェプラー家の奥方』(連続版)
テクストの校訂についての注記 ほか)
3 エロスについての哲学ノート(『エロスについての哲学ノート』の校訂に関する注記;『エロスについての哲学ノート』)
4 青年期のロシア語著作・その他(ロシア語テクストの校訂に関する注記;手帳(一九二一‐一九二三年) ほか)
著者等紹介
レヴィナス,エマニュエル[レヴィナス,エマニュエル] [Levinas,Emmanuel]
1906年リトアニアに生まれる。1923年から30年までフランスのストラスブール大学で哲学を学ぶ。この間、1928年から29年にかけてドイツのフライブルクに滞在し、フッサールおよびハイデガーのもとで現象学を研究、1930年フランスに帰化し、第二次大戦中はナチの捕虜収容所にフランス解放まで抑留される。戦後、世界イスラエル連盟管轄の東方イスラエル師範学校長を務めるとともに、ジャン・ヴァール主宰の「哲学コレージュ」で数多くの講演を行なう。1961年に『全体性と無限』にて国家博士号を取得。1995年12月25日パリで死去
渡名喜庸哲[トナキヨウテツ]
1980年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第7大学社会科学部博士課程修了。博士(政治哲学)。慶應義塾大学商学部准教授。フランス哲学、社会思想史
三浦直希[ミウラナオキ]
1970年生。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。フランス思想・文学。慶應大学ほか非常勤講師
藤岡俊博[フジオカトシヒロ]
1979年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。滋賀大学経済学部准教授。フランス哲学、ヨーロッパ思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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