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内容説明
なぜ「生きづらい」のか?意識と時間がコントロールされるメディア社会で、人々は“難-存在=生き難さ”を生きることしかできない。カントの批判哲学とフッサールの現象学を根源的に問い直して展開されるハイパー産業社会批判。
目次
第1章 映画の時間
第2章 意識の映画
第3章 “我”と“我々”―アメリカの取り込みの政治学
第4章 われわれの教育施設の困難
第5章 差異を生み出すこと
第6章 科学技術と複製=再生産
著者等紹介
スティグレール,ベルナール[スティグレール,ベルナール] [Stiegler,Bernard]
1952年生まれ。国際哲学コレージュ(Coll`ege international de philosophie)のプログラム・ディレクター、コンピエーニュ工科大学教授を務めたのち、フランス国立図書館、国立視聴覚研究所(INA)副所長、音響・音楽研究所(IRCAM)所長、ポンピドゥー・センター文化開発部長を歴任。現在、リサーチ&イノベーション研究所(IRI)所長。文化資源のIT化国家プロジェクトの中核を担い、技術と人間との関係を根源的に問う、ポスト構造主義以後の代表的哲学者
石田英敬[イシダヒデタカ]
1953年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、パリ第10大学大学院博士課程修了(人文科学博士)。現在、東京大学大学院情報学環・学際情報学府・教授。2009年より2012年まで同学環長・学府長、現在は東京大学附属図書館副館長も務める。2000年から2005年まで国際哲学コレージュのプログラム・ディレクター
西兼志[ニシケンジ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学、グルノーブル第3大学大学院博士課程修了(情報コミュニケーション学博士)、グルノーブル第2大学大学院博士課程修了(哲学博士)。現在、成蹊大学文学部現代社会学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。