叢書・ウニベルシタス<br> 文化の場所―ポストコロニアリズムの位相 (新装版)

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叢書・ウニベルシタス
文化の場所―ポストコロニアリズムの位相 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 436,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588099595
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1322

目次

文化の場所
理論へのこだわり
アイデンティティを問う―フランツ・ファノンとポストコロニアルの特権
他者の問題―ステレオタイプ・差別・植民地主義言説
擬態と人間について―植民地言説のアンビヴァレンス
ずらされた礼節/こずるい市民たち
まじないになった記号―アンビヴァレンスと権威について‐一八一七年五月、デリー郊外の木陰にて
古層の表現―文化的差異と植民地的無意味
国民の散種―時間、語り、近代国民国家の周縁
ポストコロニアルとポストモダン―行為媒体の問題
パンのみにて―一九性器中葉における暴力の記号
新しさはいかに世界に登場するか―ポストモダンの空間、ポストコロニアルな時間、文化翻訳の試練
結論―「人種」、時間、近代の書き直し

著者等紹介

バーバ,ホミ・K.[バーバ,ホミK.][Bhabha,Homi K.]
1949年インド・ボンベイ生まれ。ボンベイ大学卒業後、オクスフォード大学にて英文学の博士号を取得。イギリス・サセックス大学で教鞭をとった後、アメリカ合衆国にわたり、プリンストン大学、シカゴ大学を経て、現在はハーヴァード大学教授

本橋哲也[モトハシテツヤ]
1955年に生まれる。英国ヨーク大学大学院にて英文学博士号(D.Phil.)取得。東京都立大学人文学部助教授を経て、現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授

正木恒夫[マサキツネオ]
1934年に生まれる。1957年、大阪外国語大学英語学科卒業。2000年3月まで、大阪外国語大学地域文化学科教授

外岡尚美[トノオカナオミ]
青山学院大学文学部英米文学科教授、ハワイ大学大学院演劇学Ph.D.アメリカ演劇専攻

阪元留美[サカモトルミ]
1966年神奈川県に生まれる。英国のエセックス大学社会学部でPh.D.を取得。現在ニュージーランドのオークランド大学アジア研究学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/01/13

ルートビッチ先輩

3
文化の差異は作られ、その結果中心と周縁という構造を生み、それを権力はあたかも同時的なものであると均質性を偽装する。それに対して、「ポスト―」という接頭辞を持つ問題意識は「そうではない」という形で脱中心化の方策を取り得ることを示唆する点で有効だ。そうすることによって文化の差異が生み出される過程への視点を確保する(反復)。その結果、異種混淆性が異文化との関わりにおいて明らかになり、その時間性も見える。そうすることで、同じ歴史の中で出会い損ねた他者同士を出会わせる。2015/05/26

レガスピ

1
第一章「文化の場所」と第一二章「結論」のみ2022/07/13

壱萬弐仟縁

0
「文化の差異という概念は、文化的権威のアンビヴァレンスという問題に集約される。文化的権威とは、ある文化が他の文化より優れているという 名目(傍点) のもとに支配を行う試み」(61ページ)。ファノンという人が『人権の歴史』にも出て来ていたが、本著でも出てきて、「市民国家こそは、人間精神固有の倫理的かつ合理的な性向の究極的表現」(74ページ)である。国民国家ということばもあるが、市民の方が民主主義的な感じがする。フーコーがサイードと共に登場し、共に凄い人たちだが、フーコーの偉大さに畏怖せざるを得ない。2012/10/26

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