叢書・ウニベルシタス
他者の言語―デリダの日本講演 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588099380
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

目次

バベルの塔
時間を―与える
大学の瞳=被後見人―「根拠律」と大学の理念
哲学を教えること―教師、芸術家、国家―カントとシェリングから
私の立場―デリダは答える
他者の言語

著者等紹介

デリダ,ジャック[デリダ,ジャック][Derrida,Jacques]
1930‐2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域-文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか-に多大な影響をもたらした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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超過Exces=他者autreを巡る対話。デリダは、なぜ人は言い過ぎ又は言わな過ぎてしまうのか?というフロイト的問題系をハイデガー的に思索denkenする。社会契約の根本に再現前化し得ない自己忘却的な「贈与」(非モース&ルソー的)を据える。80年代に彼は米国で隆盛した否定的言辞を弄ぶ「脱構築」から「散種」へと戦略を変更する。散種とは父を不要とする私生児を産み出すための作戦。固有名重視≒父性温情主義的契約(J・ロック)を忘却し、他者の存在によって初めて成立する偶発性を伴う痕跡traceへの署名に人々を誘う。2018/03/04

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