叢書・ウニベルシタス
宗教の自然史―ヒューム宗教論集〈1〉 (新装版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588099328
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C1310

目次

多神教が人間の原初的宗教であったこと
多神教の起原
同一主題の続き(多神教の起原)
世界の創造者ないし形成者とみなされたのではない神々
多神教のさまざまな形態―寓意譚、英雄崇拝
多神教からの一神教の起原
この学説の確証
多神教と一神教の栄枯盛衰
迫害と寛容に関して、これら諸宗教の比較
勇気ないしは卑下に関して
合理性ないしは不条理に関して
懐疑ないしは確信に関して
両種の民衆的宗教における神の本性についての不敬虔な概念
民衆的宗教の道徳への悪影響
一般的結論

著者等紹介

ヒューム,デイヴィッド[ヒューム,デイヴィッド][Hume,David]
1711年4月26日生まれ。スコットランドを代表する哲学者。エディンバラ大学で学び、哲学やその他の分野についての執筆活動をするとともに、フランス大使秘書などに就く。ルソーとの交流とその破綻はよく知られている。1776年8月25日死去

福鎌忠恕[フクカマタダヒロ]
1941年上智大学文学部独文学科卒業。元東洋大学名誉教授。文学博士。1991年4月死去。専攻は言語社会学、知識社会学

斎藤繁雄[サイトウシゲオ]
1959年東洋大学大学院文学研究科哲学博士(修士)修了。現在、東洋大学名誉教授。文学博士。専攻はイギリス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ppp

1
『自然宗教に関する対話』と共に。一応はキリスト教的一神論を奉じているヒュームではあるけれど、やはり神についての慎重な不可知論、迷信についての批判的な態度からすると、時代や地域が違えば、あっさりと無神論に傾く可能性は大いにあるだろう。とはいえ、「信仰」と「必然的結合」が対象に付加されるというのは、因果論と神学を結びつけ、ひいてはヒューム哲学の有機的連関を示すことであり、その並行関係を見る為にも、宗教的著作を読むのも重要だと感じる。所々、信仰と情念が語られているところが手がかりとなりそう。2012/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2652968
  • ご注意事項