叢書・ウニベルシタス<br> 推測と反駁―科学的知識の発展 (新装版)

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叢書・ウニベルシタス
推測と反駁―科学的知識の発展 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 808p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588099175
  • NDC分類 401
  • Cコード C1310

目次

序章 知識と無知の根源について
推測(科学―推測と反駁;哲学的諸問題の性格と科学におけるその根源;知識に関する三つの見解;合理的な伝統論に向けて;ソクラテス以前の哲学者たちへ帰れ;マッハとアインシュタインの先駆者バークリー;カントの『純粋理性批判』と宇宙論;科学と形而上学の身分について;なぜ論理と算術の計算体系は実在に適用可能か;真理・合理性・科学的知識の成長;付録 専門的事項に関する覚え書き)
反駁(科学と形而上学との境界設定;言語と身心問題―相互作用主義の再説;身心問題についてのノート;日常言語における自己言及と意味;弁証法とは何か;社会科学における予測と予言;世論と自由主義的原理;ユートピアと暴力;われわれの時代の歴史―一楽観主義者の見解;ヒューマニズムと理性)

著者等紹介

ポパー,カール・ライムント[ポパー,カールライムント][Popper,Karl Raimund]
1902‐94。ウィーン生まれのユダヤ系哲学者。ウィーン大学で哲学・物理学・心理学を学ぶ。ウィーン学団にあってはカルナップら主流に対する内在的批判者であった。ヒトラーのオーストリア併合後ニュージーランドに亡命、戦後ロンドン大学に招かれイギリスに帰化、同大学の科学方法論の教授をつとめ、名誉教授となる。帰納主義批判、反証可能性などの問題提起とともにマルクス主義に対する徹底した批判で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

3
科学は参照規準であり、その基準を通して知識は開かれた社会と宇宙に解放される。知識が経験や主観によって閉じないのは、力の作用となったからだ。それゆえ、哲学を無意味とするウィトゲンシュタインを論駁し、実証主義を科学とするために検証を行使するカルナップを批判する専門的論文も非専門的な読者に向かって書かれているかに思える。本書でソクラテス以前の哲学に帰れという著者は、タレスから始まるイオニア派の哲学が師の説が批判しつつ成長する過程を重視する。この分厚い論文集も、カントを論じる著者を批判する未知なる者の反証を待つ。2017/02/23

魔魔男爵

3
本書のベストセリフ 「批判と批判的討論が真理に近づく唯一の手段」 近づくだけで究極の真理には辿り着けないと認識している、現代でも意味のある哲学書。講演集なので読み易い。ファイヤアーベントのような悪ふざけが過ぎるギャグ哲学者と違って、 科学教をマンセーするポパーは素晴しいです。 社会科学や芸術も分析していて、 誰が読んでも面白く読めると思います。 社会科学が何故胡散臭くなるのかの分析や、  芸術と言語学を絡めて、芸術=自己表現という概念の 幼さを指摘した箇所は納得。 欠点は決定論を否定していること。 2011/10/21

遠藤 a.k.a. Kon

2
原著は1963年初版、1965年第二版の講義録・論文集。この訳書は1980年初版、2009年新装版として刊行。「新装版」と聞いたときには、どうせなら部分的に手直しして「新訳」として刊行すればいいのに、と思っていたが、読んでみるとそれほど不自然な箇所はなく、また原著第二版刊行時のポパーの配慮(頁のズレを極力回避する)を考え合わせれば妥当かもしれない。ただ、いずれにせよ本文700頁超は長い…。2012/06/11

人生ゴルディアス

1
ポパーがむしろ哲学分野以外でファンを獲得している理由がなんとなくわかる。反証可能性についてのポパーの主張に代表されるとおり、ポパーは行きすぎを諌める立場に徹している。科学が批判を通して進歩し続けるのは認める、だが、この世に真理が実在するとは思わないとか、進歩し続けるのが確かなら、その究極である科学的実在(真理)を認めるのは同値だろうに、そうしない。勿論、その戒めが正しいことのほうが多いんだろうけど、哲学にある種浪漫を求める人からは鬱陶しく(しかもどこかずるく)感じるだろうなと思った。2015/06/21

Yoshikazu Koshikawa

1
大学のときに愛読した一冊。2012/05/15

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