韓国の学術と文化
韓国家族制度の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 671p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588080302
  • NDC分類 362.21
  • Cコード C3336

内容説明

本書は、韓国家族制度の形成および発展の歴史的・社会学的研究と、他地域・社会のそれとの比較制度論的研究の調和的達成により、「韓国の名著100巻―1945~1984年」社会学編7冊のうちの1冊に選ばれた、韓国家族制度研究の金字塔。韓国の伝統的な家族の概念から、家族制度の構造と機能、相続制度、祭祀および祖先崇拝、冠婚葬祭と社会経済との関連、大家族制の崩壊に及ぶ。家族制度とその関連分野の研究に必須の基本文献であるとともに、韓国の日常生活・社会関係・風俗文化を理解し、さらに同国民の家族観・倫理観・価値観を知る上での必読書である。

目次

第1章 氏族
第2章 宗族
第3章 親族
第4章 家系の存続
第5章 家族
第6章 家礼
第7章 婚姻
第8章 喪祭
第9章 家族制度の崩壊過程
結論
追録―韓国家族制度に反映された文化価値

著者等紹介

金斗憲[キムドゥホン]
1903年12月27日に全羅南道長興邑で生まれる。1929年に東京帝国大学文学部倫理学科を卒業。梨花女専(現・梨花女子大学校の前身)の講師、恵化専門学校(現・東国大学校の前身)の教授、延禧専門学校(現・延世大学校の前身)の講師を経て、韓国独立後はソウル大学校文理科大学教授、全北大学校総長、淑明女子大学校総長、建国大学校大学院長を歴任。震檀学会会員・学術院任命会員・UNESCO国内委員・韓国哲学会会員

李英美[イヨンミ]
法政大学大学院博士課程修了(社会学博士)。学習院大学東洋文化研究所客員研究員を経て、現在法政大学ボアソナード記念現代法研究所委嘱研究員・法政大学兼任講師・東京大学法学政治学研究科総合法政専攻博士課程在学。専攻は法制史・近代韓日関係史・近現代韓国社会論

金香男[キムヒャンナム]
同志社大学大学院博士課程修了(社会学博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部准教授。専攻は家族社会学、韓国社会論

金貞任[キムジョンニム]
お茶の水女子大学大学院博士課程修了(学術博士)。現在、東京福祉大学大学院社会福祉研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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