韓国の学術と文化
私の文化遺産踏査記〈1〉南道踏査一番地

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588080043
  • NDC分類 709.21
  • Cコード C3125

出版社内容情報

朝鮮半島という「博物館」を見て歩き,歴史と美を人々の日常にもたらすために綴った探訪記。半島最南端の康津・海南を皮切りに修徳寺・感恩寺・洛山寺などを巡る。

内容説明

朝鮮半島は全土が「博物館」である。この「博物館」をくまなく見て歩き、歴史と美の遺産を人々の日常に取り入れるために綴った記録。透徹した鑑賞眼による平易で明快な説明は、寺院・仏像・鐘・亭・園林・景勝の地などを生き生きと身近に感じさせ、文化財の保存や観光の実態に対する率直な感想と批評は、現代人が何を失いつつあるかについて警鐘を鳴らす。本巻では、古来多くの隠遁者が落ち延び、罪人が流された半島最南端の康津と海南を皮切りに、礼山の修徳寺、慶州の感恩寺、エミレの鐘、襄陽の洛山寺、聞慶の鳳巌寺、潭陽の亭と園林などをめぐる。

目次

南道踏査一番地―康津・海南(美しき月出山と南道の春;永郎の寂しさと茶山の傷み;世の中はときとしてこんな傷を残して;一枝庵とタンクッに込められた話)
礼山・修徳寺と伽〓山周辺―内浦地方の愛と憎しみ
慶州(善徳女王と三花嶺の童仏;ああ!感恩寺、感恩寺の塔よ!;エミレの鐘の神話と新話)
襄陽・洛山寺―東海・洛山寺の栄光と傷跡
関東地方の廃寺の地―天涯の寒村
聞慶・鳳巌寺―星は天の国へ帰り
潭陽の亭と園林―自然と人工の幸福な調和
高敞・禅雲寺―ツバキの花と白坡和尚、そして東学軍の秘機