教養選書<br> 日本捕鯨史話―鯨組マニュファクチュアの史的考察を中心に

教養選書
日本捕鯨史話―鯨組マニュファクチュアの史的考察を中心に

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784588050831
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C1321

出版社内容情報

独自の日本ルネッサンス史論の観点から,古今の文献を渉猟して徳川期最大のマニュファクチュアたる鯨組の実体を考察。文化史・技術史・経済史にわたる総合的研究。

内容説明

著者独自の「日本ルネッサンス史論」の観点に立って古今の文献を渉猟し、製鉄にも匹敵する徳川期最大のマニュファクチュア「鯨組」の実態を考察。日本式捕鯨法の伝統を探るとともに、欧米式捕鯨法採用にいたる過渡期の経緯をも描き出す。文化史・技術史・経済史にわたる総合的研究。

目次

1 鯨の生態と効用
2 わが捕鯨方法発展の五段階
3 欧米人・中国人・アイヌ人の捕鯨と比較して
4 わが沿岸網取捕鯨業の発展
5 土佐津呂組の捕鯨
6 ノルウェー式捕鯨法が何故まず日本海方面ではじまったか
7 わが捕鯨図説の四系統
8 わが漂流船と英米遠洋捕鯨工船との接触
9 近代式捕鯨への過渡期
10 近代式沿岸捕鯨と母船式遠洋捕鯨
11 研究余話十三章
12 本書の特色は日本ルネッサンスとマニュファクチュアの見地からした総合・比較研究にある