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りぶらりあ選書
火―その創造性と破壊性

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588022142
  • NDC分類 380.4
  • Cコード C1322

出版社内容情報

火はいつから悪者になったのか??火と人間の相互作用の歴史をたどり,地球を再生させる自然の火の役割を明らかにするとともに,破壊的な火に対処する方法を説く。

内容説明

かつて火は創造者として、地球の再生に寄与してきた。しかし現在では、火は世界を終焉に導くものとして捉えられ敵視される。著者は、歴史学者として火と人間の相互作用の歴史をたどり、自然の火の積極的な役割を明らかにするとともに、火の世界地図を描き、さらには森林消防隊員としての経験と情熱から、破壊的な火の脅威に、いかに対処すべきかを説く。

目次

第1章 煙の報告
第2章 状況判断
第3章 火災多発地帯での防火
第4章 火の抑制
第5章 火の後始末
第6章 最後の煙の後で

著者等紹介

パイン,スティーヴン・J.[パイン,スティーヴンJ.][Pyne,Stephen J.]
アメリカの歴史学者。森林消防隊員を経て、現在、アリゾナ州立大学歴史学科教授。環境史、とりわけ火の歴史を専門とするが、その研究領域は探検史や科学史にも及ぶ。ロサンゼルス・タイムズ“ロバート・カーシュ賞”受賞

大平章[オオヒラアキラ]
1949年広島県に生まれる。72年早稲田大学第一文学部英文科卒業。80年同大学大学院文学研究科英文学専攻後期課程満期修了。90年および2001年ケンブリッジ大学ダーウィン・カレッジ客員研究員。現在、早稲田大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そらたこ

1
こんなマイナーな本、記録つけられるかなーと思って探したら、あったあった、読書メーターさすがやで。調べたいことがあって読んだ本。 神話や地理歴史など多角的なアプローチ法で火災について迫っていて、以前時計や時間概念について調べた時と同じような哲学性を感じる一冊でした。広大な森林をもつ国の人間にとって火災は、深刻な問題――というよりは災害で、その抑制と利用は表裏一体、国家規模。日本にとっての地震のようでもあり。最後の章は短編小説の読み応え2013/06/04

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