出版社内容情報
ジョルジュ・ペレック[ペレック,G.]
著・文・その他
阪上 脩[サカガミ オサム]
翻訳
内容説明
ありふれた日常的な「もの」の目録を列挙しつつ、収集‐整理‐分類という、思考以前の人間の習性について、社会‐心理的素描を試みる考現学的考察。情報化社会における人間の思考と分類のシステムを描き出す。
目次
私が求めるものについてのノート
住むという動詞のいくつかの使い方
仕事机の上にあるいろいろな物についてのノート
見出された三つの部屋
本を整理する技術と方法についての覚え書き
斜めに見た十二章
策略の場
マレ=イザックの思い出
初心者用料理カード八十一枚
読むこと―社会‐心理的素描〔ほか〕
著者等紹介
ペレック,ジョルジュ[ペレック,ジョルジュ][Perec,Georges]
1936年生まれのフランスの作家。パリ大学、チュニス大学の文学部で学んだ後、国立学術研究センターに勤務。1965年、ヌーヴォー・ロマンの手法を駆使して消費社会の空しさを暴き出した処女作『物の時代』でルノドー賞を受賞。以後、大胆な実験作を次々と発表して注目を集め、1978年には大作『人生使用法』にメディシス賞が与えられたが、1982年、46歳の若さで病没
阪上脩[サカガミオサム]
1934年生。京都大学大学院仏文科修士課程修了。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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