りぶらりあ選書<br> ヨーロッパのサロン―消滅した女性文化の頂点

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りぶらりあ選書
ヨーロッパのサロン―消滅した女性文化の頂点

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  • サイズ B6判/ページ数 266,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588021916
  • NDC分類 367.23
  • Cコード C1338

出版社内容情報

イタリアルネサンスから20世紀まで,輝かしい女性文化を花咲かせ時代の偉大な精神.知性を引きつけたサロンをヨーロッパ的規模で描き,失われた楽園を再現する。

内容説明

文学的サロンはヨーロッパ文化史のもっとも魅力的な現象の一つである。イタリアルネサンスに前形式が生まれ20世紀に消滅するまで、それは女性文化と洗練された作法の自由な活動空間、母権制の魅惑的な面をなしていた。才気あふれる思考の飛翔、知性の輝き、ほのかに漂うエロチシズム、そして大胆な政治的反乱、その中心にはつねに女性がいた。この精神と魅力の飛び地が及ぼしたヨーロッパ的影響は計り知れない。本書はこの文化宇宙の多様な伝統とコスモポリタン的なかかわり合いを描き、もっとも魅惑的な女性像に光を当て、「失われた楽園」を再現する。

目次

社交的小宇宙としてのサロン
遡行―サロン文化の先駆者たち
太陽王と啓蒙主義の時代における文学サロン
ロマン主義時代のサロン文化
遅れ咲き―王政復古から現代までのサロン
20世紀におけるサロン文化の変種と末裔
「失われた楽園」を惜しんで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

5
図書館本。あまりに暑すぎてモスで読む。快適!同時に暑い部屋で読んでいた箇所がいかに頭に入っていなかったかがわかる。実はガリマール版を買ったところ、ドイツ語からの翻訳であることがわかり、この日本語訳にたどり着いた。若干暑さのせいもあり頭に文が入って来ず、仏訳も見るけど、どちらもやはり翻訳なのだ。この本ではサロンをヨーロッパ文化の真髄かつ女性解放の場として捉えている。こんなにもたくさんの多彩なサロンがあったのだ!何よりそれを取りしきる女主人の個性豊かなこと。イタリアからフランス、各国に広がった展開もいとおかし2019/08/02

Mana

3
サロンとサロンで女主人役を務めた女性たちについて。フランスがメインだけど他の国々ものっていて各国の傾向などものせている。全体にあまり有名でない人が多い。あくまで社交の場での主催者側の人物をのせているので文学的な実績とかはあまりない感じなのかもしれない。マリー・ダグーはのっていてジョルジュ・サンドはのっていなかった。充実した内容でじっくり読むと良い感じ。ちょっと単調に文章が進むのでずっと読んでるとだれるかな。数日かけた方が楽しめると思う。2012/06/22

takao

1
知的な女主人が開催。洗練された会話。2016/12/06

Ayako Moroi

0
平安時代のサロンを研究するにあたって、仏文出身の友人に教えてもらって読んだ。サロンといえばフランスというイメージがあったが、ドイツやオーストリア、ロシアのサロンも紹介してある。驚くべきことに、第二次世界大戦後までこの文化は残っていたのである。恥を忍んでいうと、ヨーロッパ文学についてあまりにも無知すぎて、挙げられた人物がどんな作品を残しているのかわからないというお粗末さ。ヨーロッパにおけるサロンもまた、定義しにくい概念であるようだが、これを平安時代、特に摂関期の文化活動に導入して考察していきたい。2014/10/22

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