出版社内容情報
レスター・ヤング,チャーリー・パーカーらのミュージシャンはもとより,興行関係者や悪徳政治家までを登場させ,1920?40年代のジャズを物語性豊かに描く。
内容説明
ニューオリンズに生まれ、シカゴで発達したジャズは、1920~40年代にカンザス・シティ及び南西部の諸都市において新たなスタイルを生み出し、一地方の音楽からアメリカ全土に広がって、国民的な文化遺産となった。本書は、その経緯を厖大な録音資料と興味つきない面談記録をもとにたどる。レスター・ヤングやチャーリー・パーカーなどのミュージシャンはもとより、興行関係者や都市を牛耳った悪徳政治家、さらにはギャングまでも登場させ、物語性豊かに描いたジャズの黄金時代の歴史。
目次
州の中心都市
ペンダーギャストの時代
カンザス・シティのクラブと夜の生活
ジャム・セッションとカンザス・シティの伝説
ブルースと民俗歌謡
ラグタイム
地方のバンド
バスター・スミスとブルー・デヴィルズ
カンザス・シティの競合バンド〔ほか〕