内容説明
神と聖人とを頂点に、教皇、司教、修道院長から平信徒におよぶ霊的な階梯と、国王、貴族から農民や職人たちにいたる世俗の階梯―。この聖俗ふたつの階梯を軸とする中世社会の基本構造を、100点余の図版を駆使してわかりやすく説きつつ、一見堅固な階層制の水面下にひそむさまざまな逸脱・例外・不合理を通して、各階層相互の複雑な関係、パラドックスにみちた中世キリスト教世界の本質に迫る。
目次
教皇と乞食
国王と王権
教皇と司教
教皇と国王の選出
農民、都市民、領主
乞食と教皇
神と聖人とを頂点に、教皇、司教、修道院長から平信徒におよぶ霊的な階梯と、国王、貴族から農民や職人たちにいたる世俗の階梯―。この聖俗ふたつの階梯を軸とする中世社会の基本構造を、100点余の図版を駆使してわかりやすく説きつつ、一見堅固な階層制の水面下にひそむさまざまな逸脱・例外・不合理を通して、各階層相互の複雑な関係、パラドックスにみちた中世キリスト教世界の本質に迫る。
教皇と乞食
国王と王権
教皇と司教
教皇と国王の選出
農民、都市民、領主
乞食と教皇