叢書・ウニベルシタス<br> 肥満男子の身体表象―アウグスティヌスからベーブ・ルースまで

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叢書・ウニベルシタス
肥満男子の身体表象―アウグスティヌスからベーブ・ルースまで

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  • サイズ 46判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011221
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1330

出版社内容情報

文化、医学、法の領域において、いかにして肥満男子(ファット・ボーイズ)は表象されてきたのか。本書は、彼らが病的なものとしてだけでなく、文化的序列関係においてもしばしば下位におかれてきた背景を詳らかにし、さらに、アウグスティヌス、サンチョ・パンサ、フォルスタッフらの奇妙な歴史から肥満探偵、肥満の野球選手まで、肥満という記号が性的、文化的、人種的差異と複雑に絡み合う文化表象となって、人々に創造性を与えてきたことも明らかにする。

内容説明

肥満男子(ファット・ボーイズ)が病的なものとしてだけでなく、文化的序列関係においてもしばしば下位におかれてきた背景を詳らかにし、さらに肥満という記号が性的、文化的、人種的差異と複雑に絡み合う文化表象となって、人々に創造性を与えてきたことも明らかにする。

目次

序論 肥満は男の問題である
第1章 西洋文化史における肥満男子
第2章 肥満男子の文学と肥満男子を書くこと
第3章 最初の患者―『フォルスタッフ』
第4章 いかにして肥満探偵は思考するか(そして肥満悪人は行動するか)
第5章 肥満の野球選手、肥満男の身体
結論 肥満男子の未来に切り込む

著者等紹介

ギルマン,サンダー・L.[ギルマン,サンダーL.] [Gilman,Sander L.]
1944年生まれ。専門は医学史、ユダヤ文化史

小川公代[オガワキミヨ]
グラスゴー大学英文学科博士課程修旅了。Ph.D.。現在、上智大学外国語学部教授。専門は18世紀イギリス文学、ロマン主義文学、および医学史

小澤央[オザワヒサシ]
ロンドン大学キングズ・カレッジ英語英文学科博士課程修了。Ph.D.。現在、明治大学商学部准教授。専門は英文学、ユートピア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田中峰和

3
肥満男子いわゆるファット・ボーイズが、文学や医学、法の領域でどのように表象されるのか。彼らは病的なものだけでなく、文化的序列においてしばしば下位におかれてきた。肥満探偵や肥満の野球選手まで例に出して、肥満という記号が性的、文化的、人種的差異と複雑にからみあう文化表象となり、人々に創造性を与えてきた。肥満の野球選手といえば、ベーブ・ルースがいる。ルースの食欲と性欲が紹介されて楽しめる。超肥満のイメージがあるが188センチ、107キロ程度でそれほどでもない。ルッキズムが重視される現代、大谷に適わない。2023/12/03

mn

0
訳が固いのと現代の日本人には馴染みがない例が多いのとで序論以降読むのが大変だった……けど面白かった 日本人学者との対談とかやってほしい ファットボーイズというのは現実の自己イメージと表象との影響関係が出やすい良い例なのかもしれない……2021/04/04

nranjen

0
図書館立ち読み本。ギルマン、すごい面白い切り口だ… 2020/11/30

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