叢書・ウニベルシタス<br> 理性の病理―批判理論の歴史と現在

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叢書・ウニベルシタス
理性の病理―批判理論の歴史と現在

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010934
  • NDC分類 361.1
  • Cコード C1310

出版社内容情報

哲学と社会分析の結びつきが壊されていく脅威とともに、歴史的・社会的諸過程から独立して理性のさまざまな可能性を把握する機会も失われ、人間の理性的能力の潜勢力が歪められていく。本書は承認論の第一人者にして、フランクフルト学派を代表する哲学者が、カント、フロイト、ベンヤミン、アドルノなどを革新的に論じ、批判理論のアクチュアリティを提示する。

内容説明

哲学と社会分析の結びつきが壊されていく脅威とともに、歴史的・社会的諸過程から独立して理性のさまざまな可能性を把握する機会も失われ、人間の理性的能力の潜勢力が歪められていく。承認論の第一人者にして、フランクフルト学派を代表する哲学者が、カント、フロイト、ベンヤミン、アドルノなどを革新的に論じ、批判理論のアクチュアリティを提示する。

目次

第1章 後戻りできない進歩―道徳と歴史との関係についてのカントの見解
第2章 理性の社会的病理―批判理論の知的遺産をめぐって
第3章 系譜学的態度留保の下での再構成的社会批判―フランクフルト学派における「批判」の理念
第4章 資本主義的生活形式の観相学―アドルノの社会理論の素描
第5章 遂行される正義―アドルノ『否定弁証法』の「序論」について
第6章 神聖なるものの歴史哲学的救済―ベンヤミンの「暴力批判」論
第7章 自由の獲得―個人の自己関係というフロイトの構想
第8章 不安と政治―フランツ・ノイマンによる病理診断の長所と短所
第9章 民主主義と内面の自由―アレクサンダー・ミッチャーリッヒの批判的社会理論への貢献
第10章 コミュニケーション的理性の不協和音―アルブレヒト・ヴェルマーと批判理論
補遺 認識手段としての奇想―規格化された知識人の時代における社会批判

著者等紹介

ホネット,アクセル[ホネット,アクセル] [Honneth,Axel]
1949年ドイツのエッセンで生まれる。1983年にベルリン自由大学で哲学の博士号を取得。ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン哲学・歴史学部教授、フランクフルト社会研究所所長、国際ヘーゲル学会会長などを歴任、現在はコロンビア大学人文学部哲学科教授。フランクフルト学派第三世代の代表的存在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ざっきい

2
表題に興味があり読んだ本。批判理論の現在といった趣の諸論文。従って、そもそも批判理論がどのような経緯で生まれ、何を問題として何を目指しているかを知っていないと難しい。しかしざっと読み通すことで、現代社会(〜資本主義社会)における合理性の帰結が社会的な病理に至ること、病理は"現代社会において合理的とされる"人々の討議では治癒しえず、むしろ人々の解放や承認と結び付くような、心に寄り添える指針が必要ではないかという問題意識は見えてくる。2019/07/07

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