出版社内容情報
『哲学者たちの死に方』のクリッチリー、重大な影響を残して早逝したシュールマンによる、来たるべき読解の基礎となる珠玉の講義録!『哲学者たちの死に方』のサイモン・クリッチリー。そして、ハンナ・アーレントに見出され、ハイデガー研究に重大な影響を残しつつ早逝したライナー・シュールマン。アメリカのニュースクール・フォー・リサーチで教鞭をとった二人による珠玉の講義がここに再現される。20世紀を代表する哲学書でありながら、難解をもって知られる書物の最重要論点をコンパクトに提示し、来たるべき読解の基礎を築く待望の一冊!
サイモン・クリッチリー[クリッチリー サイモン]
ライナー・シュールマン[シュールマン ライナー]
スティーヴン・レヴィン[レヴィン スティーヴン]
串田 純一[クシタ ジュンイチ]
内容説明
世界最高の講義へ、ようこそ!『哲学者たちの死に方』のサイモン・クリッチリー、ハイデガー研究史に大きなインパクトをもたらしながら早逝したライナー・シュールマンによる珠玉の講義録。
目次
第1部 初心者のためのハイデガー(ハイデガーの二重の身振り;志向性;カテゴリー的直観 ほか)
第2部 ハイデガーの『存在と時間』(導入―『存在と時間』を位置づける;反復にとって範例的な存在者としての現存在;存在の理解の一般的な構造 ほか)
第3部 根源的な非本来性―ハイデガーの『存在と時間』について(『存在と時間』の根本経験を理解するための手がかり;謎めいたアプリオリ;謎めいたアプリオリは『存在と時間』の根本経験をいかに変えるか ほか)
著者等紹介
クリッチリー,サイモン[クリッチリー,サイモン] [Critchley,Simon]
1960年生まれ。エセックス大学(Ph.D.)。ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ哲学科教授。専門は哲学
シュールマン,ライナー[シュールマン,ライナー] [Sch¨urmann,Reiner]
1941‐1993年。ソルボンヌ大学博士。ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ哲学科教授を務めた。専門は哲学
レヴィン,スティーヴン[レヴィン,スティーヴン] [Levine,Steven]
ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(Ph.D.)。ボストン・マサチューセッツ大学教養学部准教授。専門は哲学
串田純一[クシタジュンイチ]
1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。早稲田大学、東京工業大学、東洋大学非常勤講師。専門は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんな