叢書・ウニベルシタス<br> 歴史学の最前線―“批判的転回”後のアナール学派とフランス歴史学

個数:

叢書・ウニベルシタス
歴史学の最前線―“批判的転回”後のアナール学派とフランス歴史学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 10時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010545
  • NDC分類 201.2
  • Cコード C1322

出版社内容情報

絶えず自己革新を試みてきた世界的学術誌『アナール』とフランス歴史学30年の軌跡をたどる。現状理解に不可欠な精選された論考群!「歴史学はパン屑のように細分化した」と批判され、1989年に「危機的な曲がり角=批判的転回」特集を組んだ歴史学を代表する世界的学術誌『アナール』。彼らは何に危機感を抱いたのか。根底を揺るがされる危機を乗り越え、さらにはインターネットの普及で研究状況が一変した今、歴史学はどこに向かおうとしているのか。その試行錯誤の軌跡を、現状理解に不可欠な精選された論考群でたどる。

0 イントロダクション  小田中直樹



1 今日の『アナール』  ベルナール・ルプティ



2 組織、新たな研究対象  パトリック・フリダンソン



3 社会的なるものの主観主義的アプローチにむけて  ジェラール・ノワリエル



4 交錯する歴史を考える  ミシェル・ヴェルネール&ベネディクト・ツィンメルマン

 ─経験的なるものと再帰的なるものとのはざまで─



5 19世紀フランスにおける準幹部公務員  ジャン・ルビアン

 ─ある研究の中間報告─



6 巻頭言  『アナール』第66巻第1号(2011年)



7 巻頭言『アナール』、今日、明日  『アナール』第67巻第3号(2012年)



編訳者あとがき

小田中 直樹[オダナカ ナオキ]
1963年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。博士(経済学、東京大学)。現在、東北大学教授。専門はフランス社会経済史。
主な著書に『フランス近代社会1814-1852――秩序と統治』(木鐸社、1995年)、『19世紀フランス社会政治史』(山川出版社、2013年)。

内容説明

1989年に「危機的な曲がり角=批判的転回」特集を組んだ世界的学術誌『アナール』。絶えず自己革新を試みてきたアナール学派とフランス歴史学の試行錯誤の30年を現状理解に不可欠な精選された論考群でたどる!

目次

1 今日の『アナール』
2 組織、新たな研究対象
3 社会的なるものの主観主義的アプローチにむけて
4 交錯する歴史を考える―経験的なるものと再帰的なるものとのはざまで
5 19世紀フランスにおける準幹部公務員―ある研究の中間報告
6 『アナール』第66巻第1号
7 巻頭言『アナール』、今日、明日

著者等紹介

小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。博士(経済学、東京大学)。現在、東北大学教授。専門はフランス社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

8
フランスの歴史学派、「アナール」の近年における「批判的転回」を受けての学派に属する学者の論考集。元々が現存の歴史学手法へのアンチで出てきた学派なので、好戦的姿勢。個人的には、これぐらいブイブイ行く方が学問としてはいいと思う。 比較的、読みやすいです。2019/02/27

渡邊利道

3
雑誌「アナール」で1988年に掲載された「批判的転回」を中心としたフランス歴史学の再検討を同誌掲載のいくつかの論文を訳出。組織論、社会学との関係、経験的なものと回帰的なもののあいだで交錯するものとしての歴史学、そして個別的な準公務員研究の素描、と、基本的には理論的なものと実践の間のからみあいを前提としながら大枠を更新しようという試行錯誤が読み取れる。非常に精緻でアカデミックな研究の話で大変面白かった。日本の歴史学ではあまり理論的考察を一般書で出してくれないのはなぜなんだろう?2017/08/19

singoito2

1
副題にあるとおり創刊から60年を経た『アナル』の'89年の〈批判的転回〉後のアナール学派とフランス歴史学を巡る論文集。ブローデルやアナル派に思い入れのある僕みたいな人が読んでも、フゥ~~ンって感じなので、そうでない人にはお奨めしません。2021/02/20

pepe

1
フランス歴史学を推進してきたアナール学派の研究者の論考をまとめた本。細分化されてしまったことに対して1988年に批判的展開がなされ、それ以後の取り組みを示す。経営組織論や公務員研究など多彩である。常に前衛的であろうとする姿勢がわかる。2018/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11570036
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。