叢書・ウニベルシタス<br> 熱のない人間―治癒せざるものの治療のために

個数:

叢書・ウニベルシタス
熱のない人間―治癒せざるものの治療のために

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月28日 20時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 291,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010361
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1310

内容説明

治癒をもたらすことなく治療することは可能か。治療の目的は病いの治癒であり健康の回復だが、治療は必ずしも治癒をもたらさない。多発性の関節炎を伴う自己免疫疾患に苦しむ自身の体験から書かれた本書は、現代の医療がその中心的目標とする「治癒」の概念、その基底にある「健康」観、「生命」観を問い直す。治療の技術が、病む人の生に寄り添うものとなるための、新たな哲学が誕生する。

目次

治癒をもたらすことなく治療することは可能か
第1部 社会を治癒させる、新しいユートピア(病いなき人間;完璧な健康、不可能な健康;治療の領域の拡張)
第2部 治療することと苦しめること、治癒をもたらすことなく治療すること(治療の中の暴力;苦しむ治療者たち;治癒をもたらすことなく治療すること)
結論 人々はますます病んでいるのだろうか

著者等紹介

マラン,クレール[マラン,クレール] [Marin,Claire]
1974年、パリに生まれる。2003年にパリ第四大学(ソルボンヌ)で哲学の博士号を取得。現在は「現代フランス哲学研究国際センター」のメンバーを務めるとともに、高校の教員として哲学を教える。自らが多発性の関節炎をともなう自己免疫疾患に苦しめられ、厳しい治療生活を送ってきた患者(当事者)でもあり、その経験を起点として、「病い」と「医療」に関する哲学的な省察へと歩みを進め、精力的な著作活動を続けている

鈴木智之[スズキトモユキ]
1962年生まれ。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。