叢書・ウニベルシタス<br> 思想のグローバル・ヒストリー―ホッブズから独立宣言まで

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叢書・ウニベルシタス
思想のグローバル・ヒストリー―ホッブズから独立宣言まで

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  • サイズ B6判/ページ数 339,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010231
  • NDC分類 319.02
  • Cコード C3310

内容説明

国境や大洋を越えた国際思想の伝播と受容の歴史。近代世界の礎となる国際法や独立宣言の淵源を、ホッブズやロック、バーク、ベンサムに求める試み。

目次

近代国際思想の基礎を再考する
第1部 歴史的基礎(思想史における国際論的転回;グローバリゼーションの前史はあるのか;象と鯨―世界史における帝国と海洋)
第2部 十七世紀における基礎―ホッブズとロック(ホッブズと近代国際思想の基礎;ジョン・ロックの国際思想;ジョン・ロック、カロライナ、あの『統治二論』;帝国の理論家ジョン・ロック?)
第3部 十八世紀における基礎(十八世紀ブリテンにおける議会と国際法;エドマンド・バークと国家理性;ジェレミー・ベンサムのグローバル化)
第4部 基礎の上に構築する―一七七六年以後の国家形成(独立宣言と国際法;独立宣言、一七七六~二〇一二年)

著者等紹介

アーミテイジ,デイヴィッド[アーミテイジ,デイヴィッド] [Armitage,David]
1965年、イングランドのストックポート生まれ。ケンブリッジ大学で博士号取得。コロンビア大学助教授・准教授・教授を経て、2004年からハーバード大学歴史学部教授。同歴史学部長(2012‐14、2015‐16)。同大学行政学部やロースクールでも教鞭をとる。専門は、近代ブリテン史、国際関係史、政治思想史

平田雅博[ヒラタマサヒロ]
青山学院大学文学部教授

山田園子[ヤマダソノコ]
広島大学大学院社会科学研究科教授(政治思想史、イギリス革命史)

細川道久[ホソカワミチヒサ]
鹿児島大学法文学部教授(カナダ史、イギリス帝国史)

岡本慎平[オカモトシンペイ]
広島大学大学院文学研究科博士課程後期、呉工業高等専門学校非常勤講師(倫理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
空間は思想史の最後のフロンティア(27頁)。知識の交換がいかにさまざまな場所の間で起こるか、ということの理解。思想の旅と運搬、到着したらどう飼い慣らされ帰化したかという論点(28、42頁章末原注)。空間概念が広がると、重要な網目が拡散し、交換ネットワークが増大し、新たな文脈と文脈の間で予期せぬ連関が創られる(29頁)。動学の思想史学なのだろうか? 著者は、1章の結論としてグローバルな思想史の構成物や、テーマが明らかでないという(40頁)。2015/08/27

東雲そら

5
グローバルという概念が作られていった過程を追った第一章でいきなり躓きそうになったが、なんとか最後まで通読。参考文献のページだけでも各章後と巻末で7~80ページあり、読むために求められる知識の範囲も広い。自分の知識量だと読むのも大変で、すごく時間もかかってしまった。▼主題となっているグローバルに関してはなんだかぼやっとした印象しか残らなかったが、ホッブズからロック、ヒューム、ベンサムそして現代のミルやロールズといった英米の経験主義や実際主義の思想家たちの通史を読めたことは意義があったと思う。2019/04/12

ラウリスタ~

5
グローバリゼーションという昨今はやりの言葉は、1980年代に誕生したものだとか。グローバル、インターナショナル、トランスナショナルを含めた年代別出現度の表が面白い。少数の帝国が全世界を覆う時代から、国民国家の時代へ、そしていつのまにやら国家間の問題というよりも、国家という枠組み自体が越えられ、無視される時代へ。17世紀の、ホッブズ、ロックから始まり、アメリカ独立宣言がその後のあらゆる独立宣言のプロトタイプとなるまで。2015/05/09

左手爆弾

3
思想史+国際史。専門的だが、基本的な観点だけでも十分面白い。グローバル思想史における「空間」は実際の物理的延長というよりも、心理的距離であり、技術や情報によって容易に縮められる。グローバリゼーションの歴史は単一の歴史ではなく、複数の事象の積み重ねであり、時期も従来言われていたような「ウェストファリア体制」によって始まる主権国家の発生と同じというわけではない。国家が「独立」し、他の国家と関係を形作っていく歴史の中に、グローバル化が潜んでおり、その意味でアメリカ独立宣言の二段落目が重要。2019/02/14

taming_sfc

0
グローバルヒストリー関連の書籍の中でも、特に政治思想に関心のある読者必読の力作。思想史における国際論的展開について第一部で論証したのち、17世紀における政治理論(ホッブズ、ロック)、18世紀における政治理論(バーク、ベンサム)、そしてアメリカ独立宣言を検証し、国民、国家、帝国の思想的源泉を探る。難解だが、ゼミなどで輪読するには向いていそうだ。2016/08/14

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