叢書・ウニベルシタス
イメージとしての女性―文化史および文学史における「女性的なるもの」の呈示形式

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  • サイズ B6判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010224
  • NDC分類 940.2
  • Cコード C3398

内容説明

近現代の文学、哲学、社会学にあらわれる「女性的なるもの」をめぐる言説を分析し、果敢な論争の姿勢をもって歴史における女性の不在を追及した先駆的著作にして、ジェンダー論のみならず文化史・文学史研究にも大きな影響を与えた現代の古典。

目次

1 日陰の存在の豊富なイメージ―「女性的なるもの」の文化的表象の構造について(限定主義;補完理論;演出された女性性の演出―典型としてのヴェデキントの「ルル」;“平等と差異”というテーマについての短いコメント)
2 道徳的理性と自然な徳性―「女性的なるもの」の文化的表象の歴史について(文化におけるステレオタイプ―方法論上の問題;“女性の学識”と学識ある女性たち;“女性的感傷”―感傷的女性というイメージと“感傷的”女性作家たち)

著者等紹介

ボーヴェンシェン,ジルヴィア[ボーヴェンシェン,ジルヴィア] [Bovenschen,Silvia]
1946年生まれ。フランクフルト大学で博士号を取得。同大学で20年にわたり教鞭をとったのち、職を辞し作家、エッセイストとして活躍中。ロスヴィータ賞、ヨハン‐ハインリヒ‐メルク賞、エルンスト‐ロベルト‐クルチウス評論賞、シラー賞受賞、ベルリン芸術アカデミー、ドイツ言語・文学アカデミー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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