叢書・ウニベルシタス<br> 承認をめぐる闘争―社会的コンフリクトの道徳的文法 (増補版)

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叢書・ウニベルシタス
承認をめぐる闘争―社会的コンフリクトの道徳的文法 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 302,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010101
  • NDC分類 361.1
  • Cコード C1310

内容説明

現在の批判理論において「承認」論の重要性を決定的に位置づけた画期的な書物。第一版の刊行後に寄せられた反響に著者が応えた増補「承認の根拠―批判的な反問にたいする応答」を収録し、いま新たな理論的展開を示す。

目次

第1部 歴史的な想起―ヘーゲルの本来の理念(自己保存をめぐる闘争―近代の社会哲学の基礎づけ;犯罪と人倫―ヘーゲルの間主観性論の新たなアプローチ;承認をめぐる闘争―ヘーゲルのイェーナ実在哲学の社会理論)
第2部 体系の現在化―社会的承認関係の構造(承認と社会化―ミードによるヘーゲルの理念の自然主義的な転換;間主観的な承認のモデル―愛、法(権利)、連帯
人格の同一性と尊重欠如―暴力的抑圧、権利の剥奪、尊厳の剥奪)
第3部 社会哲学的な展望―道徳と社会的発展(社会哲学的な伝統の軌跡―マルクス、ソレル、サルトル;尊重欠如と抵抗―社会的コンフリクトの道徳的論理;人格的統合の間主観的条件―人倫の形式的構想)
承認の根拠―批判的な反問にたいする応答

著者等紹介

ホネット,アクセル[ホネット,アクセル] [Honneth,Axel]
1949年ドイツのエッセンで生まれる。1983年にベルリン自由大学で哲学の博士号を取得。現在はフランクフルト大学社会哲学講座正教授、フランクフルト大学社会研究所所長、コロンビア大学哲学科教授を務める。フランクフルト学派第三世代の代表的存在

山本啓[ヤマモトヒラク]
1947年山形県生まれ。中央大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(政治学)。東北大学大学院名誉教授、学校法人山本国際学園理事長。専攻:政治学、公共政策論

直江清隆[ナオエキヨタカ]
1960年埼玉県生まれ。東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。博士(文学)。東北大学大学院文学研究科教授。専攻:哲学、思想史、科学論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フクロウ

3
ヘーゲル、ミードを経由して「承認」こそが社会関係の基礎あるいは歴史の原動力なのだと論証する研究であり、下部構造としての「経済」あるいは「生産」にウェイトを置くマルクスとは異なり「承認」を基礎づける「道徳」を重視する。「承認」には愛、法(権利)、連帯(価値評価)の3パターンがあり、それぞれタイプが異なる(がゆえに、どれか一つの「承認」があっても、他の「承認」がないと「自信」や「自己実現」ができずら上手く人間関係を形成しえないかもしれない。2023/04/30

KATSUOBUSHIMUSHI

1
ほとんど前提知識のないまま読んだけど、特にヘーゲルは詳細に説明しているので、論理を頑張って追えば理解できる内容でした。 個人的には、特に経済的に困っていなくても生きづらさを感じている人たちの生き方について、何となくヒントが得られた気がします。2022/09/16

singoito2

1
竹田青嗣さんのヘーゲル本を読んだのはこの本を読むため。愛、法(権利)、連帯(価値評価)を巡る承認が自己同一性と道徳の源泉とした上で、承認の欠如を巡る社会的コンフリクトが社会を多様性と豊かさに向けて開いていくという話。あえて竹田さんの本に遠回りしても読む価値ありの本。2021/02/19

抹茶ケーキ

1
ヘーゲルの承認論とミードの自我論を手掛かりにして、歴史発展における承認の重要性を論じた本。承認は心理学とかでも研究されているけど、歴史性まで論じた本はあまりないのでそのあたりが注目されたんだろうか。あと、実証的な研究の知見と連続させようとしているところに好感を持った。2019/09/04

SQT

1
ホネット、クソWack。ヘーゲルに則った(増補論文でミードから離れている)愛、法、人倫の三つの承認闘争(の勝者になること)を経て、人間は人間たらしめられるとしている。そしてその敗者への言及、一切なし。それどころか価値実在論を相対主義より穏健と、価値相対主義を進歩的と看做す。彼曰く、進歩的な価値相対主義の採用は、社会化(社会学の文脈のそれではなく多様化的なニュアンス)によって、承認される主体が増大されることを前提としているとし、結局、主体が依存する集団内の差異化原理から逃れられないと述べる。2016/09/07

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