叢書・ウニベルシタス<br> 悪についての試論

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叢書・ウニベルシタス
悪についての試論

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010071
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

内容説明

「フランス反省哲学」の思想潮流を継承し、リクールに多大な影響をもたらした20世紀の知られざる哲学者ナベール。その主著である本書(1955年刊行)は、きわめて晦渋で屈折した文体ゆえ読者を限定する一方で、思想の歴史のなかでも唯一無二の緊張と潜勢力をはらんだ独自の「悪」論をなしている。訳者による「ナベール入門」ともいうべき、充実の解説および注を付す。

目次

第1章 正当化できないもの(正当化できないという感情;災悪―規範にもとづく判断とその限界 ほか)
第2章 不純な原因性(知的意識の自発性と意志作用の理性性;意志の原因性の根源的不純性 ほか)
第3章 罪(悪の問いへの思弁的解答の断念、悪の試練=経験へと立ち戻ること;罪の感情と自己への不相等の感情との関係 ほか)
第4章 意識間の分離(意識間の分離という視点への移行;意識間の相互性の関係と対自的な個別意識との同時生成 ほか)
第5章 正当化(義認)へのアプローチ(正当化(義認)の欲望の自覚。その端緒となるもの
カントの再生概念とその不十分性。正当化(義認)の問いの核心にあるもの ほか)

著者等紹介

ナベール,ジャン[ナベール,ジャン] [Nabert,Jean]
1881年にフランスのイゾーで生まれる。1910年に哲学のアグレガシオンを取得し、地方の高校の哲学級で教え始める。1924年に博士論文『自由の内的経験』を刊行。1931年から1941年までアンリ四世高校の高等師範学校の準備級で教える。1943年に『倫理のための要綱』を刊行。1944年に哲学の視学総監となり、その後ヴィクトール・クーザン文庫の長を務めた。1960年に死去

杉村靖彦[スギムラヤスヒコ]
1965年生。京都大学大学院文学研究科准教授。現代フランス哲学・宗教哲学。著書に『ポール・リクールの思想―意味の探索』(創文社。日本宗教学会賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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madofrapunzel

4
★★★★★ ポール・リクールなどに影響を与えることになった、フランス反省哲学の、硯学…らしい。きっちりした章構成と綿密な文体がとても魅力的で読み始めたのだけれど、めちゃくちゃ難しい(笑) でもなんとか第二章まで読めました。これは、また必要に迫られていい気分で残りも読みたいと思ってます。 2014/08/14

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