叢書・ウニベルシタス<br> 散種

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叢書・ウニベルシタス
散種

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  • サイズ B6判/ページ数 646p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009891
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

内容説明

『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『哲学の余白』と並ぶデリダの初期代表作、ついに全訳。“書物”の円環を破砕する「書物外」、ロゴスの真理を転覆さセるパルマコン(薬=毒)としてのエクリチュール論「プラトンのパルマケイアー」、マラルメの詩学に形而上学の脱構築を見出す「二重の会」、ソレルスのテクスト機械に接ぎ木する「散種」の四篇が織りなす、書物ならざる書物の到来。

目次

書物外・序文
プラトンのパルマケイアー(パルマケイア;ロゴスの父;息子たちの書き込み―テウト、ヘルメス、トート、ナブー、ネボ;薬物=魔法の薬 ほか)
二重の会
散種(始動;装置あるいは枠;切断;大現在の二重底 ほか)

著者等紹介

デリダ,ジャック[デリダ,ジャック][Derrida,Jacques]
1930‐2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域―文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか―に多大な影響をもたらした

藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。20世紀フランス哲学専攻

立花史[タチバナフヒト]
1974年生まれ。早稲田大学非常勤講師。フランス文学専攻

郷原佳以[ゴウハラカイ]
1975年生まれ。関東学院大学准教授。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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34

16
パロールの方がいいとおもう。断然、パロールの方がいいとおもう。だって、一人じゃ哲学できないよ?2019/12/25

SHIGEO HAYASHI

7
デリダの中でもかなり難解な作品。普通の哲学書だと思って読んでも読めない。かといって小説を読むようにしても読めないし、批評やエッセイという枠にも収められない。とにかく「規格外」の本。本書を構成しているのは、プラトン論、マラルメ論、ソレルス論、そして序文の位置に置かれた「書物外」という4作品。この「書物外」というタイトルがこの本の性格を象徴している。理解しようとして挑むよりも、これまで食べたことのないものを、それが食べられるものかどうかも不明なまま、口にしてみる感覚でトライする姿勢がいいかもしれない。2013/08/08

ともすけ

6
まず序文の「書物外」を読み始めてやばいな、と思ったが我慢して読む。「プラトンのパルマケイアー」は高橋哲哉の『デリダ』を読んでいれば概ね理解できる。プラトンの『パイドロス』からプラトンの意識していない文章の溜りからいわゆる脱構築の方法を示してみせる。ニーチェやフロイトについての知識があればより理解が進むだろう。「散種」はお手上げ。デリダによるテキストを脱構築していく手練は非常に鮮やかで、文学作品を読み新たに解釈していくのと同じ楽しみがある、などと言ったら哲学に関わる人たちに失礼になるか。しかし面白い。2015/09/13

○○○ ○○

4
普通思想書というものは「〇〇は△△だ」ということが書いてあるんだけど、この本がやってることはこの「〇〇は△△だ」という決めつけに対する批判で、しかもその批判は「〇〇は△△だ」ということを単純に抹消するのではなく「〇〇は△△だ」は実は「〇〇は△△ではない」ということで二重化されている、って戦略によってなされるわけで、まあ取りあえずソレルス『数』を読んでから「散種」を読むのが多分一番楽、というかソレルスがヤバ過ぎてこれをちゃんと読ませてくれるデリダの優しさに驚愕する2015/02/23

madofrapunzel

3
★★★☆☆ 「書物外」だけ。「プラトンのパルマケイアー」と「二重の会」は、それぞれプラトン論とマラルメ論で、ある程度知らないと分からない文章なのでちっとも面白くない笑 「散種」はまた時間をおいて読むつもり。 それにしても、これは本当に難解な文章といっていいだろう。デリダのこの書き方は、まぁソーカル事件が起こっても仕方ないわな、という感じ笑2013/06/29

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