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内容説明
オーストリア文学の旗手ペルッツの多彩な創作活動の全貌を伝える。1906~39年の間に書かれた短編小説・紀行・文芸評論などを収録したアンソロジー。未刊・未発表作を含むこれらの作品群は、戦争に明け暮れた20世紀前半の生々しい証言である。
目次
1 短編一(自由な鳥;ウィーン五月の夜)
2 短編二(みじめな道化役!;軍曹シュラーメク ほか)
3 紀行(ウクライナのスケッチ;世界で二番めに物価の高い町 ほか)
4 文芸時評(インド;西暦一七五〇年前後 ほか)
著者等紹介
ペルッツ,レオ[ペルッツ,レオ][Perutz,Leo]
1882‐1957。プラハのユダヤ人家系に生まれる。1882年から99年までプラハで過ごす。99年に家族でウィーンへ移住、文学活動を行う。1916年従軍で負傷。作品『第三の魔弾』(1915)、『九時から九時の間』(1918)、『ボリバル侯爵』(1920)、『最後の審判の巨匠』(1923)等で文学的地位を築く。ヒトラー・ドイツによる1938年のオーストリア併合後、家族とウィーンを離れ、テル・アヴィヴに移住
ミュラー,ハンス=ハラルト[ミュラー,ハンスハラルト][M¨uller,Hans‐Harald]
1943年ハンブルク生まれ。ハンブルク大学でドイツ語学、英語英文学、比較言語学、一般言語学等を修める。ハンブルク大学教授。専門は文学理論と文学史の研究、ドイツ近・現代文学の研究
小泉淳二[コイズミジュンジ]
1957年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(独文学専攻)。茨城大学人文学部教授
田代尚弘[タシロタカヒロ]
1947年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(ドイツ教育思想専攻)。茨城大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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