叢書・ウニベルシタス<br> 権威の概念

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叢書・ウニベルシタス
権威の概念

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009358
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C1310

内容説明

権威とは何か?人類史上、あらゆる国家や政治権力を基礎づけてきた神秘の力の由来とは?パリでの伝説的ヘーゲル講義で知られるロシア人哲学者が、1942年にドイツ占領下で書き上げた本書は、父・指導者・主人・裁判官という四つの権威類型の分析を通じて、きわめて独創的で普遍的な政治理論を構想しようとする。長らく未刊であった第一級の哲学的ドキュメント。

目次

予備的考察
A 分析(現象学的分析;形而上学的分析;存在論的分析)
B 演繹(政治的適用;道徳的適用;心理学的適用)
付録(ペタン元帥の権威の分析;国民革命に関する考察)

著者等紹介

コジェーヴ,アレクサンドル[コジェーヴ,アレクサンドル][Koj`eve,Alexandre]
1902‐1968。ロシア(モスクワ)生まれの著名なヘーゲル研究家・哲学者。ロシア革命の際にロシアを離れ、ドイツに亡命する。K.ヤスパースの指導の下で、ロシアの神学者ソロヴィヨフに関する学位論文を書く。1926年にフランスに移住する。戦後はフランス政府の高級官吏として、フランスの対外経済政策に影響を与え、ヨーロッパ統合のために外交的手腕を発揮する。1968年ブリュッセルで死去

今村真介[イマムラシンスケ]
1971年生。上智大学法学部法律学科卒業。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学法学部非常勤講師、東京外国語大学AA研共同研究員。専攻は社会思想史、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プロメテ

10
本書は権威に関する考察の本であったが、組織として、または個人として読むかで異なる。権威とは夫権的な精神や法であるということであり、母権的な21世紀と対立をなす。夫権性は哲学としてナチスにおいて崩壊する、プラトンからヘーゲル、ニーチェに連なる思想だと思われるが、母権性とは、革命や反抗、反感、ルサンチマン、など、男性にとり支配と相反する去勢を意味するようなナチス以後の反組織的個人の膨張だった。夫権性とは、精神自体、組織、権威、支配、正義を基底とすると感じた。張り上げる歌や叫びなど、夫権性の欠片もないと感じた。2024/03/27

せみ

5
スリリングな本。権威とは、自分を変化させずに反抗の可能性をもつにもかかわらずそれを自発的に放棄させ他人を変化させるもの、という定義から始め、それゆえ権威には物理的強制力がない、なぜなら腕力を使って他人を従わせた場合自分を変化させているから、と続きます。むしろ暴力は権威の欠如を示します。権威があれば何もしないでも命令に従ってくれるのです。次にコジェーヴは互いに排他的な4つの理論から権威の4つのタイプを抽出します。主人の権威(ヘーゲル)、父(スコラ)、指導者(アリストテレス)、裁判官(プラトン)がそうです。2012/09/14

メルセ・ひすい

2
13-119 赤55 ★数を頼んで「数は力」とか言う カツテノ自民党政治家…すでに崩壊したが…=★権威は無い!と言える。。拝 ●物理的強制力(ロビーイストの金と野放しの公共事業箱物、天下り先の雨後のタケノコ式設置)に依存した体制である。拝拝。。。(^0^) ★「革命」とは、政治的現在を未来に向けて能動的に変化させることであり、この変化には現在的所与の★否定が含まれている。つまり、この変化は、現在的所与のなかにすでに(萌芽的に)含まれているものの単なる発展ではない。…拝。。。再び (^0^)2010/07/15

りり課長

0
権威の純粋タイプはいいのだけれど、複合タイプの順序や→の意味が分かりにくい。このあたりを解説してくれる本を探してみようかな2016/06/25

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