叢書・ウニベルシタス<br> 感性的なもののパルタージュ―美学と政治

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叢書・ウニベルシタス
感性的なもののパルタージュ―美学と政治

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009310
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C1310

内容説明

今日、「政治」はどこにあるのか。労働、芸術、そして言葉は誰のものなのか。ポストモダンの喪の後で、体制に絡めとられた民衆の間で、分け前なき者たちの分け前はいかに肯定されるのか。政治的主体化と平等をめぐる、現代の最も根源的な問いを、美的=感性論的な「分割=共有」の思考を通じて解放する、ランシエール哲学の核心。日本語版補遺・訳者による充実の著者インタビュー付。

目次

1 感性的なものの分割=共有およびそれが政治と美学=感性論との間に打ち立てる諸関係について
2 芸術の諸体制およびモダニティという観念の意義の乏しさについて
3 機械的諸芸術および無名の者たちの美的=感性論的かつ科学的な昇進について
4 だとすれば、歴史はフィクションであると結論しなければならないのかどうか。フィクションの諸様態について
5 芸術および労働について。いかなる点で、芸術の諸実践は他の諸実践に対して例外であり、またそうではないのか
日本語版補遺 フィクションの擁護のために―ランシエール氏へのインタビュー
解説に代えて―対話の余白に

著者等紹介

ランシエール,ジャック[ランシエール,ジャック][Ranci`ere,Jacques]
1940年、アルジェに生まれる。パリ第8大学哲学科名誉教授。1965年、師のL.アルチュセールによる編著『資本論を読む』に参加するが、やがて決別。1975年から85年まで、J.ボレイユ、A.ファルジュ、G.フレスらとともに、雑誌『論理的叛乱』を牽引。現在に至るまで、労働者の解放や知性の平等を主題に、政治と芸術をめぐる独自の哲学を展開している

梶田裕[カジタユウ]
1978年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程在籍。専門はフランス現代詩および哲学。2004年、リヨン第2大学にてDEA課程修了。07年度より日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mstr_kk

6
要再読。インタビューから読むと、ある程度分かりましたが、細部は飛ばしてしまいました。広義の政治とは、感性によってとらえられるものを分割することである。たとえば、動物の声と人間の言語の間に境界線を引き、線のあちら側が動物、こちら側が人間、というふうに分割すること。また、それぞれの職業や階級の人々に、制度として相応の空間や時間を配分すること。分割されるものは感性にもたらされるものなので、そういう意味で、政治は美学(感性に関わるもの)的である。→コメントへ。2014/12/27

st

1
「フィクション」という言葉の重層的な意味を突っ込むとか、その解釈とか、そうそう!と思うコトが多い。短いテキストながら楽しめる本です。2016/06/16

阿部

0
とても重要なことが書いてあったと思うのだけど、翻訳上の困難か、骨子しか理解できなかった気がする。哲学上のコンテクストを理解していないとわからない部分も多い。 政治やアートをその分割と分け前を本質として捉える視点は、社会の構造を考えるときにかなり強い武器になると思った。反抗が制度を補強するという事態をわたしたちは知っている。そうした構造への撹乱として「ずれ」や「遊戯」を上げている点はルフェーブルを思い出す部分もある。 フィクションの捉え方も参考になる。2020/12/19

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