叢書・ウニベルシタス
美的経験

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009259
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C1310

内容説明

美学の課題は、芸術作品の理論化や形式化であるよりも、感性的経験の反省プロセスそれ自体を把握することにある。ガダマーの解釈学を継ぐ哲学者が、ロマン主義に発して二世紀にわたる近代芸術の本質を探りながら、カントからヘーゲル、ルカーチ、ハイデガー、アドルノらにいたる観念論的およびマルクス主義的美学を批判的に総括する。

目次

第1章 現代美学の成立条件
第2章 美的経験の分析のために
第3章 理論は美的になりうるか?―アドルノの哲学の主要なモチーフに関して
第4章 近代における美の補完機能
第5章 生と芸術の関係のうちに推察される転換
第6章 生活世界の美化

著者等紹介

ブプナー,リュディガー[ブプナー,リュディガー][Bubner,R¨udiger]
1941年生~2007年没。哲学者。フランクフルト、テュービンゲン、ハイデルベルクの各大学の教授を歴任。H.‐G.ガダマーの高弟として、観念論や現象学の伝統に立脚し、また英米系の分析哲学をも批判的に受容し、美学や社会・政治哲学の領域で解釈学的議論を展開した。ドイツのヘーゲル学会会長を務める傍ら、国際解釈学シンポジウムの開催にも尽力した

竹田純郎[タケダスミオ]
1945年生。東北大学大学院博士課程中退。Ph.D.(ドイツ・テュービンゲン大学)。現在、金城学院大学教授

菅原潤[スガワラジュン]
1963年生。長崎大学環境科学部教授

齋藤直樹[サイトウナオキ]
1970年生。盛岡大学文学部准教授

大塚良貴[オオツカヨシタカ]
1975年生。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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