叢書・ウニベルシタス
マルコ・ポーロと世界の発見

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  • サイズ A5判/ページ数 420p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008863
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1322

内容説明

「嘘つきマルコ」とさえ呼ばれたマルコ・ポーロの『東方見聞録』は、荒唐無稽な文学的奇談にすぎないのか。マルコの出自や当時の商習慣、モンゴル帝国や中国の文化にも目配りして『見聞録』誕生の経緯と目的、受容の歴史を描き、文化的・歴史的に定位しつつ第一級の地理学書として再評価する。

目次

アジアのイメージとモンゴルの台頭
ポーロ家の人々
マルコ・ポーロとルスティケッロ
『見聞録』の誕生
世界像の解明
『東方見聞録』異本
マルコ、商人、宣教師
人文主義者たちのなかのマルコ・ポーロ
コロンブスとその後
イエズス会修道士、帝国主義者、そして結論

著者等紹介

ラーナー,ジョン[ラーナー,ジョン][Larner,John]
1930年に生まれる。オックスフォード大学卒業後、グラスゴー大学、トロント大学等で教鞭をとった。中世史の専門家であるが、『マルコ・ポーロと世界の発見』のほか、『ロマーニャの貴族』(1965年)、『イタリアの文化と社会』(1971年)、『ダンテ、ペトラルカ時代のイタリア、1290‐1420』(1983年)などの著作があり、とりわけイタリアの歴史に傾注していることがうかがえる

野崎嘉信[ノザキヨシノブ]
1945年、北海道に生まれる。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、東京理科大学工学部教授(イギリス・ロマン派文学専攻)

立崎秀和[タチザキヒデカズ]
1949年、青森県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻博士課程中退。千葉大学教養部助教授を経て、東京理科大学工学部教授(アメリカ文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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