内容説明
マルクスの思想をそのエピゴーネンたちが作り上げたイマージから解放して、その思想が本来もっていた動きやその思想が提起した諸問題の回復を企図する。フランス革命に関するマルクスのテクストの断章31篇を収載。
目次
1 青年マルクスとフランス革命(一八四二‐一八四五年)
2 一七八九年に直面する一八四八年のマルクス
3 マルクスとフランスの謎(一八五一‐一八七一年)
マルクスのテクスト(「歴史法学派の哲学宣言」;「マルクスのルーゲへの二つの書簡」;『ヘーゲル法哲学批判』;『ユダヤ人問題について』 ほか)
著者等紹介
フュレ,フランソワ[フュレ,フランソワ][Furet,Francois]
1927年パリ生まれの歴史学者。国立科学研究センター研究員などを経て1977‐85年社会科学高等研究院院長をつとめる。1977年アカデミー・フランセーズ会員。フランス革命史研究の大家として知られる
今村仁司[イマムラヒトシ]
1942年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。前東京経済大学教授。2007年5月死去
今村真介[イマムラシンスケ]
1971年生まれ。一橋大学大学院博士課程修了。現在早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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