内容説明
魔女を焼く煙が立ちのぼっている間、教皇庁は何をしていたのか?大量の古文書をもとにヨーロッパ史の一面を生き生きと描いた書。
目次
異教の魔術
中世における宗教裁判の起源
十四世紀の教皇と宗教裁判官
魔女のサバトの成立
『魔女の槌』
宗教裁判所とヴェネツィアの闘争
十六世紀初頭の学術論争
近代の宗教裁判
慎重論の高まり
魔女訴訟の手引
ローマにおける交霊術師との戦い
グラウビュンデンの迫害―一六五四‐一六五五
バーターボルンの悪魔憑き
最後の諸事件―愛の魔法、宝探し、ホスチア冒涜
著者等紹介
デッカー,ライナー[デッカー,ライナー][Decker,Rainer]
1949年生まれ。哲学博士。ドイツのパーダーボルン教員養成所歴史学部門主任。おもな研究分野は、中世・近世社会史(とくにドイツとイタリアにおける魔女迫害、ローマ宗教裁判所)、歴史教育。テレビのドキュメンタリー番組の時代考証なども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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