叢書・ウニベルシタス
解釈の射程―“空白”のダイナミクス

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008573
  • NDC分類 901
  • Cコード C1390

内容説明

テクストの“空白”の創造的なダイナミクスを独自の作業仮説のもとに解明して「解釈のブラック・ボックス」に挑む。文学を「可能なるもののパノラマ」として位置づける“文学人類学”を提唱し、文学研究にパラダイム転換をもたらす。

目次

第1章 序論
第2章 正典の権威
第3章 解釈学的循環
第4章 反復的ループ
第5章 進行する差異化―フランツ・ローゼンツヴァイク『贖いの星』
第6章 解釈の形態―エピローグ

著者等紹介

イーザー,ヴォルフガング[イーザー,ヴォルフガング][Iser,Wolfgang]
1926年生まれ。1970年代に旧西ドイツのコンスタンツ大学で、同僚のロベルト・ヤウスとともに受容美学を提唱して独自の読書行為論、読者論、美的作用理論を展開し、文学研究に「パラダイム変換」をもたらした。現在はカリフォルニア大学アーヴァイン校英文学・比較文学教授を務め、意味を生成させる読者の働きというデビュー作『内包された読者』(1974)以来の課題を持続的に追求している

伊藤誓[イトウチカイ]
1951年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。首都大学東京大学院人文科学研究科教授。イギリス小説専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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