内容説明
ジョン・ロックは、「人々を正しく導くための術」としての政治の基本原理を追究した。生前未公刊の、講義・意見書・書簡・読書ノート・日誌・草稿・詩・思索断片等を集成。付:「ロックの文章について」。
目次
第1部 長編(カロライナ憲法草案(一六六九年)
救貧法論(一六九七年))
第2部 短編(クロムウェルに寄せる歌と英蘭戦争に寄せる歌(一六五四年)
チャールズ二世の復位に寄せる歌(一六六〇年) ほか)
第3部 補遺(『人間知性論』の「草稿B」(抜粋)(一六七一年)
貴顕の士からの手紙(抜粋)(一六七五年) ほか)
第4部 文献情報(ロックの読書リスト;活字化されたロック手稿 ほか)
編者解説(マーク・ゴルディ)
著者等紹介
ロック,ジョン[ロック,ジョン][Locke,John]
1632‐1704。オクスフォード大学クライスト・チャーチで教鞭をとった後、初代シャフツベリ伯に仕えた。排斥危機に巻き込まれてオランダへ亡命し、いわゆる名誉革命後に帰国する。自然科学、哲学、宗教、政治、経済など、広範な主題にかかわる論考を残した
ゴルディ,マーク[ゴルディ,マーク][Goldie,Mark]
ケンブリッジ大学チャーチル・カレッジで政治思想史、近代初期ブリテン政治、宗教史を担当。1660‐1750年のブリテンの政治、思想、宗教史にかんして多くの論文を発表
山田園子[ヤマダソノコ]
1954年生まれ。広島大学大学院社会科学研究科教授。政治思想史、イギリス革命史専攻
吉村伸夫[ヨシムラノブオ]
1947年生まれ。鳥取大学地域学部教授。17世紀イングランドの文学、社会、文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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