出版社内容情報
ソシュール記号学の伝統とその変身ともいうべき今日的なカルチャー批評をデザインし直し、デリダ的なポスト構造主義に基づける試み。
内容説明
ソシュール記号学の伝統とその理論および用語体系をデザインしなおし、読者に問いかけ対話しつつ記号学の現在を問いなおす。
目次
イントロダクション―偶発の出会い
第1章 カルチャーの概念
第2章 記号学の小史
第3章 心の皆既食(テクノロジーを通して思考する)
第4章 フェイク・フォーン―交差する(テレコミュニケーション)線
第5章 テクノロジーの位置づけ―ラジオ放送活動と核の問題
第6章 夢の音
第7章 カトリック・イングリッシュ
第8章 デリダ式派生―デリダからエンプスンへ
第9章 ギリガンズ・ウエイク
コーダ―インターゾーン(サイエンス心をもつサイバーパンク)
著者等紹介
ルーシー,ナイオール[ルーシー,ナイオール][Lucy,Niall]
1956年11月1日、西オーストラリア州スビアコ市生まれ。西オーストラリア州立大学修士、シドニー大学博士。現在、マードック大学教育・人文学部芸術学科主任。専門は文学理論、ポスト構造主義、ポストモダニズム、アメリカ文学、18世紀文学と哲学、ロマン主義、カルチュラル・スタディズと多岐。最近の研究分野はディスコンストラクション関係
船倉正憲[フナクラマサノリ]
1946年生まれ。東京教育大学大学院英文学研究科修士課程修了。東京農工大学大学院共生科学技術研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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