叢書・ウニベルシタス<br> ゲーテと出版者―一つの書籍出版文化史

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叢書・ウニベルシタス
ゲーテと出版者―一つの書籍出版文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 627,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008221
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1398

出版社内容情報

ゲーテ時代の書籍印刷出版史。当時の出版事情を鮮明に描き出すと共に新たなゲーテ像を浮き彫りにする

内容説明

「本」を介して向き合う著作者と出版者の赤裸々な人間関係、海賊出版の実態など18‐19世紀の出版事情を豊富な資料から詳細に描き出すとともに、新たなゲーテ像を浮き彫りにする。現代ドイツの著名な出版者ウンゼルトが、自己確認と自己錬磨を試みた書籍出版史。

目次

第1章 初期の出版物
第2章 ゲーテとゲッシェン
第3章 ゲッシェンとコッタのあいだにあって―ゲーテの予言「私が今後仕上げる著作を引き受ける出版社は完全に分散するであろう」
第4章 コッタへの接近―「彼は出版者に対して寛大な人間などではない」
第5章 『第一次全集』―ゲーテとコッタ
第6章 コッタ版『第二次全集』(一八一五‐一八一九年)―「今回は二〇巻の全集をお約束できます」
第7章 『決定版全集』―「わが生涯の最重要の仕事」
第8章 ゲーテの専属出版者コッタ(一八二五‐一八三二年)

著者等紹介

ウンゼルト,ジークフリート[ウンゼルト,ジークフリート][Unseld,Siegfried]
1924年生まれの現代ドイツの出版者。ナチス政権下の激動の時代ヒトラー・ユーゲントの洗礼を受け42年海軍の通信兵として入隊。46年帰還後は実科ギムナジウムに復学し卒業。47年職人試験に合格しJ.C.B.モール書店に入社、同年チュービンゲン大学に入学。二足のわらじをはいて出版実務と学位取得のために研鑽を積む。この頃に書いたヘルマン・ヘッセの小説論文がきっかけで当の作家ヘッセと文通が始まり、51年彼の紹介でズーアカンプ書店に入社、草創期の当書店の諸部門で多彩な才能を発揮、59年創業者のペーター・ズーアカンプの死とともに34歳の若さで社主となる。63年には古典文学のインゼル書店を併合し、さらに法律専門のノモス書店、ユダヤ人文学のユダヤ書店などを次々に傘下に入れ一大コンツェルンを形成する。出版者であることを己の使命とし、文学、社会科学、哲学のほか多分野にわたる内外の著作家、ヘッセ、ブレヒト、ベンヤミン、ブロッホ、アドルノ、ハーバーマス、ツェラーン、プルースト、ジョイスらを出版し、ゆるぎない友情を育んだ。戦後のドイツ文化の発展に大きく貢献し、「ズーアカンプ文化」などという言葉も生まれた。2002年10月26日死去

西山力也[ニシヤマリキヤ]
1942年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(ドイツ文学専攻)修了。ゲーテ時代の文学・文化を研究。日本女子大学文学部教授。日本ゲーテ協会・ヴァイマル=ゲーテ協会会員

坂巻隆裕[サカマキタカヒロ]
1969年生まれ。筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程(ドイツ文学専攻)満期退学。チュービンゲン大学留学。ドイツ近・現代文学を研究。日本女子大学・神奈川大学非常勤講師

関根裕子[セキネユウコ]
1960年生まれ。筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程(ドイツ文学専攻)満期退学。ウィーン大学留学。ウィーン世紀転換期文学・文化を研究。早稲田大学・明治大学・日本女子大学非常勤講師。日本ブラームス協会会員
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