出版社内容情報
幻想的・黙想的な詩作で知られるコウルリッジの,人間と文芸をめぐる豊かな精神性を示す哲学的思索。知識の体系の統合原理を追求した表題作品など4篇を収める。
内容説明
幻想的・黙想的な詩作で知られるコウルリッジの、人間と文芸をめぐる豊かな精神性を示す哲学的思索。知識の体系の統合原理を追求した表題の作品をはじめ、文芸批評の方法・美の本質・理性と悟性などについての好エッセイ四篇を収める。
目次
方法の原理
共感的批評の原理
詩情あるいは芸術について
理性と悟性
著者等紹介
コウルリッジ,サミュエル・テイラー[コウルリッジ,サミュエルテイラー][Coleridge,Samuel Taylor]
1772‐1834。イギリス・ロマン主義の詩人・思想家・哲学者。20歳代の作品「老水夫の詩」「クブラ・カーン」「深夜の霜」など、幻想的あるいは黙想的な詩作で知られる。また当時の社会や政治の問題にも関心をもち、執筆、講演を行なった。30歳代以後は哲学と宗教への関心をいっそう深め、古代から同時代にいたる思想家の作品を広く学びながら、彼独自の思想体系を構築していった。シェイクスピア論その他の文芸批判に加えて、哲学史の連続講演も行なっている。自らの思想的遍歴を辿りながら「想像力」理論の確立と例解を試みた『文学的自叙伝』(1817)は主要な著書の一つ。晩年にかけては『省察への助け』(1825)などにおいて、宗教に仕えるものとしての哲学の位置づけを明らかにしてゆく
小黒和子[オグロカズコ]
1958年東京女子大学文学部英米文学科卒業、1963年米国ワシントン大学大学院修士課程(英文学専修)入学、1966年同課程修了(M.A.)。元東京女子大学助教授。現在早稲田大学非常勤講師
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