出版社内容情報
ポストモダンの人間の状況を消費革命,ライフスタイルの変化,プライベート領域の拡大,健康とエコロジー志向など,未曾有の個人主義革命の時代として浮彫にする。
内容説明
1968年以降のグローバルな社会変動―消費革命とライフスタイルの変化、プライベートな領域の拡大、健康とエコロジー志向など―を、情報と表現を主体とする未曽有の個人主義の時代へ向かう過程として描く。ポストモダンの文化批判。
目次
第1章 ノン‐ストップの誘惑
第2章 純粋な無関心
第3章 ナルシスまたは空虚の戦略
第4章 モダニズムとポスト‐モダニズム
第5章 ユーモアの社会
第6章 未開の暴力、近代の暴力
著者等紹介
リポヴェツキー,ジル[リポヴェツキー,ジル][Lipovetsky,Gilles]
1944年フランス中南部アヴェロン県生まれの哲学者、社会学者。哲学の教授資格を取得し、グルノーブル大学の哲学教授をつとめるかたわら、ヨーロッパ各地の大学に招かれ、積極的に講演を行っている。著作活動も精力的で、とくに処女作『空虚の時代』は出版と同時にヨーロッパ中で評判となり、これまでにスペイン語、ポルトガル語、イタリア語などに翻訳されている。「大衆社会を論じるヨーロッパの著述家の中で最も挑発的な論客」として高く評価されている
大谷尚文[オオタニナオフミ]
1947年生。東北大学文学部卒業。石巻専修大学教授
佐藤竜二[サトウリュウジ]
1971年生。弘前大学人文学部卒業。ベルギー政府給費留学生としてブリュッセル自由大学に留学。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得認定退学。専攻:フランス文学、ユダヤ思想史
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