叢書・ウニベルシタス
ヘルマン・ブロッホの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 438,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007507
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1323

出版社内容情報

『夢遊の人々』『ウェルギリウスの死』で知られる20世紀屈指の作家の克明な伝記。現代の社会的・哲学的諸問題を多様な手法で追究したブロッホの全体像を描く。

内容説明

生い立ち、実業家からの転身、処女長編の成功と失敗、ナチス下の獄中、逃亡とアメリカ亡命、戦中戦後、そして最晩年に至る足跡を実証的にたどり、現代の政治的・社会的、実存的・哲学的諸問題を多様な方法で追求した作家ブロッホの全体像を克明に描き上げる。

目次

第1部 オーストリア(ウィーンの子供時代と少年時代(1886‐1907)
順応の時代(1907‐1909)
二重生活(1909‐1925)
学問か芸術か(1925‐1930) ほか)
第2部 アメリカ亡命(イギリス途中滞在(1938,7‐9)
ニューヨークの亡命者として(1938‐1942)
プリンストンにおける戦時中(1942‐1945)
戦後のプリンストン時代(1945‐1949) ほか)

著者等紹介

リュツェラー,パウル・ミヒャエル[リュツェラー,パウルミヒャエル][L¨utzeler,Paul Michael]
1943年ドイツ、デュッセルドルフ近郊のヒュケルホーフェンに生まれる。アメリカで活動し、現在はセントルイスのワシントン大学教授。1974年以来ヘルマン・ブロッホの新しい全集編纂に携わり、1981年全13巻17冊を完成、そのほかハンナ・アーレントとブロッホの往復書簡を編集するなど、彼の編集したブロッホの関係図書は多数にのぼる。現在ドイツ語圏を含めてヘルマン・ブロッホ研究の第一人者である。現代ドイツ文学について造詣が深く、近年著名な文芸誌に数多くの論文を発表するなど、その活躍にはめざましいものがある。2002年5月にリュツェラーは、ドイツ政府からドイツ文学研究と教育についての功績を称えられ、文化、経済、政治の分野で功績のあった人に与えられる最高の賞であるドイツ十字賞勲一等を授与された

入野田真右[イリノダマサアキ]
1932年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科独文学専攻博士課程修了。現在中央大学教授
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