出版社内容情報
主観性の歴史を個人主義の誕生.発展と関連させ分析を試み,人間主義と合わせその復権を図る。ハイデガー,ヘーゲル,ニーチェ,レヴィナスらの「近代性の哲学史」。
内容説明
現代を個人の時代とする観点から「主観性」の歴史を個人主義の誕生・発展と関連させて分析を試み、人間主義と合わせその復権を図る。ハイデガー、ヘーゲル、ニーチェ、レヴィナスらの思考が展開する「近代性の哲学史」。
目次
第1部 近代性についての読解(ハイデガー―主体の王国;ルイ・デュモン―個人の勝利)
第2部 哲学の論理(ライプニッツ―モナドロジー的観念と個人の誕生;バークリーとヒューム―経験主義的モナドロジーと主体の解体;ヘーゲルとニーチェ―モナドロジーの発展)
第3部 超越と自律 モナドロジーの終焉(エマニュエル・レヴィナス―内在の断絶;カント―超越の地平)
著者等紹介
ルノー,アラン[ルノー,アラン][Renaut,Alain]
1948年生まれの現代フランスの哲学者。パリ第四大学=ソルボンヌ大学教授
水野浩二[ミズノコウジ]
1952年北海道に生まれる。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、札幌国際大学教授。哲学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。