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叢書・ウニベルシタス
ギュスターヴ・フロベール

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  • サイズ B6判/ページ数 463p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007033
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C1398

出版社内容情報

小説に内在する論理を作家フロベールの内面の持続(ベルクソン)のなかで追求,フロベール観の転換点を画すだけでなくその後の研究の出発点とされる古典的名著。

内容説明

小説に内在する論理を作家フロベールの内面の持続(ベルクソン的)の中で追求し、従来のフロベール観の転換点を画すばかりでなくその後の研究の出発点とされる古典的名著。

目次

第1章 若き日々
第2章 女たち
第3章 オリエントへの旅
第4章 フロベールの実験室
第5章 『ボヴァリー夫人』
第6章 『サラムボー』
第7章 『感情教育』
第8章 『聖アントワーヌの誘惑』
第9章 『ブヴァールとペキュシェ』
第10章 フロベールの文体

著者等紹介

チボーデ,アルベール[Thibaudet,Albert]
1874-1936。近代フランスを代表する批評家・文学史家。パリ大学卒業。ジュネーヴ大学教授(1925)。文芸雑誌NRFに約20年間にわたり寄稿し、健筆を揮った。評論活動はフロベール、マラルメ、ヴァレリー、スタンダールらの文学・作家論がとりわけすぐれ、またチボーデは狭義の文学批評にとどまることなく、ベルクソン論など哲学・思想研究においても秀でた業績がある

戸田吉信[トダヨシノブ]
1932年広島県呉市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院を経て金沢大学助教授、広島大学助教授、同大学教授を歴任。1996年広島大学停年退官。現在東亜大学大学院総合学術研究科教授、放送大学客員教授。主な著訳書:『ギュスターヴ・フロベール研究』(駿河台出版)、『ヨーロッパを語る13の書物』(勁草書房)、アルベール・チボーデ『批評の生理学』(冬樹社)、ピエール=アンリ・シモン『科学とヒューマニズム』、同『人間の証人たち』(以上、筑摩書房)、マクシム・デュ・カン『文学的回想』(冨山房)、他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。