出版社内容情報
第三帝国下におけるノーベル賞科学者プランクの世界像の変移過程を通して,ドイツ物理学の展開とナチズムとの相互作用の実態を科学社会学的視野から解き明かす。
内容説明
ワイマール共和国、第3帝国下の諸機構におけるノーベル賞科学者プランクの世界像の変移過程を通して、ドイツ物理学の展開とナチズムとの相互作用の実態を科学社会学的視野から新たに解き明かす。
目次
第1章 世界像の確立
(プランクの公式;不本意な原子論者;熱狂的な相対論者 ほか)
第2章 世界像の擁護(マッハに抗して;ベルリン・アカデミーにおけるプランク;戦時下におけるプランク ほか)
第3章 科学のドクター(組織のドクター;国際関係;アンチ・相対性理論に抗して ほか)
第4章 挫折のなかで(ドイツ科学の船長としてのプランク;従軍牧師としてのプランク;海難救助者としてのプランク ほか)