出版社内容情報
新メディア論『グーテンベルク銀河系の終焉』に至る理論的基礎。コンピューター技術によって〈無害化〉された〈カオス〉の概念を思想史のなかで再検討を試みる。
内容説明
新しいメディア論『グーテンベルク銀河系の終焉』に至るまでの理論的思索の書。現代コンピューター技術によって「無害化」された「カオス」の概念を思想史の中で再検討する試み。
目次
第1章 不規則なものの帰還(原初の区別;怪物;中身がごちゃまぜの壷とぱっくり開いた大きな口 ほか)
第2章 雑踏の中からの秩序(技巧的カオスモス;フラクタルな知)
第3章 存在とデザイン(演出されたメトロポリス;ポスト・イストワールの美学;「かのように(als ob)」の政治
美しく、新しいコンピューター世界)