叢書・ウニベルシタス<br> 啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで

  • ポイントキャンペーン

叢書・ウニベルシタス
啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 377,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006487
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C1310

出版社内容情報

18世紀の最も首尾一貫せる民主制理論を展開したカントの,抵抗・革命・国民主権・制度化の概念を精細に分析して,啓蒙のプロジェクトの継続・完成を促す意欲作。

内容説明

カントの民主制理論と近代国民主権原理。啓蒙のプロジェクトは未完であり、現代の組織絶対主義・司法国家的趨勢・専門家支配は民主主義を窮地に追いつめている。18世紀の最も首尾一貫せる民主制理論を展開したカントの、抵抗・革命・国民主権・制度化の概念を精細に分析・検証し、現代民主主義理論の陥穽を衝く。

目次

カントの民主制理論―抵抗権の形而上学から国民主権のポスト形而上学的原理へ(カント受容のジレンマ―現代民主制理解の再封建化;抵抗権と契約カテゴリー;国民主権の法外的次元および抵抗と革命との事実性;抵抗の基礎づけ・行動形態・目標;「緊急権」と暴力;超実定的革命権 ほか)
付論1 カントの制度化理論
付論2 自由権の民主制理論とその諸帰結―政治的諸決定の司法的制御に対して
付論3 法と道徳との分離―法の限界づけの問題として