出版社内容情報
対極的な個性を持ちながら，深い友情で結ばれた政治哲学者と作家の，四半世紀を超える書簡集。ニューヨーク知識人たちの世界を描き，両者の作品成立の背景を語る。
内容説明
対極的な個性をもった政治哲学者と批評家の熱く希有な友情の軌跡。
感想・レビュー
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sohara
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アーレントの著作に挑戦したいが、いかんせん基本的教養がなさ過ぎて挫折。次善の策として、関連本から攻めようとの作戦で本書を知り、たまたまマッカーシーも小説『グループ』により既知の作家だったので本書入手を決定。書簡のカバーする期間は1949〜1975年、このうち60年代以降の内容は、筆者の中高大学通学時と重なるので、記憶に鮮やかなフランスの五月革命やベトナム戦争等の歴史的事象、そしてサルトルやソール・ベローといった文化的著名人の誰彼への言及が予想外の収穫、面白さでした。本書の編者と訳者に心から感謝しつつ読了。2020/06/10
